[関西U-16 ~Groeien~]MF石守絆「2連覇しか目指してない」。状況に応じて戦い、スーパーゴールも決めた履正社が4-0で興國を撃破!

前半20分、
[4.29 関西U-16 ~Groeien~G1リーグ第1節 履正社高 4-0 興國高 ダイセル播磨サッカー場第1G]
2連覇を狙う履正社が快勝発進! 「関西U-16 ~Groeien~ 2025」G1リーグが29日に開幕し、前年度優勝の履正社高(大阪)が4-0で興國高(大阪)に勝った。
履正社は試合開始直後に電光石火とも言える先制点を挙げた。1分、MF根本蹴聖のクリアからMF森永晃太郎がダイレクトでDF背後にボールを落とす。これにFW田中颯来が抜群のスピードで追いつき、ネットを揺らした。


畳み掛ける履正社は3分、FW徳永梗里が右サイドからのドリブルでDF1人を剥がして強烈な左足シュート。さらにワンツーを交えた攻撃などで興國DF陣に揺さぶりをかける。
対する興國は司令塔のMF大原馴生を軸にボールを保持しながら徐々に相手を押し込んでいく。だが履正社は、CB曽我部凌太郎やCB濱口陽音が前線に入ってくるボールを弾き返すなど得点を許さない。


逆に20分、履正社は中盤での奪い返しから左SB谷井丈優が前方のスペースへパス。これを受けた徳永がカットインから右足のコントロールショットを決め、2-0と突き放した。
興國は右の中野光陽、左の森岡幸栄の両SBからクロスが入り、MF笹銀志が個人技でDFを剥がしてシュートへ持ち込む。また、MF徳原天仁が力強いキープを見せていたものの、ゴール前で存在感を放つGK大上太晴の守る履正社ゴールを脅かすことができない。


興國は後半、前への圧力を強めて1点をもぎ取りに行く。だが、履正社は後半からの出場となったMF石守絆主将が「守備のところで集中切らさずに、チャレンジ&カバーも、前から守備に行くってところでもしっかりできていましたし、攻撃の部分ではしっかりと相手を見ながら、相手が前から来たら背後に蹴ったり、出て来ないならしっかり一つ繋いでみたいに相手を揺さぶるっていうことができていたので、良かったと思います」と振り返ったように自分たちが狙いとする戦いができたようだ。
前からボールを奪いに来る相手に対し、止める・蹴るにこだわってきたという石守が相手SBの背後を狙ったキック。そこに前からプレッシャーかけて奪いに行くなど履正社は状況に応じたサッカーで試合を進める。後半25分には左サイドからのロングボールを起点に4人、5人と係わった攻撃。最後はMF福田昊士朗の右クロスをMF鳥越匠が合わせて3-0とした。
試合終盤にもMF田中蒼空のロングパスからMF長夏輝が右足ダイレクトで4点目。会心の白星を収めた履正社の石守は「2連覇しか目指してないんで、履正社は」と言い切る。そして、「日頃から結構体調不良とかも怪我人とかも今多くて。そういうところからも勝負始まってるんで、しっかりグロイエンの試合前とか、しっかり1日1日を大切に、練習から気引き締めてやっていきたい」と誓った。


履正社はプレミアリーグWESTにも所属していた強豪校だが、インターハイ・選手権は全国8強の最高成績をなかなか更新できずにいる。自分たちの代は3年間全国大会に出続け、「優勝するぐらいの勢いでもう頑張っていきたい」(石守)。1年生チームから成長と結果にもこだわり、「関西U-16 ~Groeien~ 」2連覇を達成して今後の活躍に弾みをつける。
(取材・文 吉田太郎)
2連覇を狙う履正社が快勝発進! 「関西U-16 ~Groeien~ 2025」G1リーグが29日に開幕し、前年度優勝の履正社高(大阪)が4-0で興國高(大阪)に勝った。
履正社は試合開始直後に電光石火とも言える先制点を挙げた。1分、MF根本蹴聖のクリアからMF森永晃太郎がダイレクトでDF背後にボールを落とす。これにFW田中颯来が抜群のスピードで追いつき、ネットを揺らした。


履正社の俊足FW田中颯来はスピードを活かして先制点をマーク
畳み掛ける履正社は3分、FW徳永梗里が右サイドからのドリブルでDF1人を剥がして強烈な左足シュート。さらにワンツーを交えた攻撃などで興國DF陣に揺さぶりをかける。
対する興國は司令塔のMF大原馴生を軸にボールを保持しながら徐々に相手を押し込んでいく。だが履正社は、CB曽我部凌太郎やCB濱口陽音が前線に入ってくるボールを弾き返すなど得点を許さない。


CB曽我部凌太郎らDF陣は無失点勝利
逆に20分、履正社は中盤での奪い返しから左SB谷井丈優が前方のスペースへパス。これを受けた徳永がカットインから右足のコントロールショットを決め、2-0と突き放した。
興國は右の中野光陽、左の森岡幸栄の両SBからクロスが入り、MF笹銀志が個人技でDFを剥がしてシュートへ持ち込む。また、MF徳原天仁が力強いキープを見せていたものの、ゴール前で存在感を放つGK大上太晴の守る履正社ゴールを脅かすことができない。


興國CB長岡凌佑がボールを運ぶ
興國は後半、前への圧力を強めて1点をもぎ取りに行く。だが、履正社は後半からの出場となったMF石守絆主将が「守備のところで集中切らさずに、チャレンジ&カバーも、前から守備に行くってところでもしっかりできていましたし、攻撃の部分ではしっかりと相手を見ながら、相手が前から来たら背後に蹴ったり、出て来ないならしっかり一つ繋いでみたいに相手を揺さぶるっていうことができていたので、良かったと思います」と振り返ったように自分たちが狙いとする戦いができたようだ。
前からボールを奪いに来る相手に対し、止める・蹴るにこだわってきたという石守が相手SBの背後を狙ったキック。そこに前からプレッシャーかけて奪いに行くなど履正社は状況に応じたサッカーで試合を進める。後半25分には左サイドからのロングボールを起点に4人、5人と係わった攻撃。最後はMF福田昊士朗の右クロスをMF鳥越匠が合わせて3-0とした。
試合終盤にもMF田中蒼空のロングパスからMF長夏輝が右足ダイレクトで4点目。会心の白星を収めた履正社の石守は「2連覇しか目指してないんで、履正社は」と言い切る。そして、「日頃から結構体調不良とかも怪我人とかも今多くて。そういうところからも勝負始まってるんで、しっかりグロイエンの試合前とか、しっかり1日1日を大切に、練習から気引き締めてやっていきたい」と誓った。


履正社のMF石守絆はこの日、開会式で選手宣誓を担当。プレー面でも効果的なパス
履正社はプレミアリーグWESTにも所属していた強豪校だが、インターハイ・選手権は全国8強の最高成績をなかなか更新できずにいる。自分たちの代は3年間全国大会に出続け、「優勝するぐらいの勢いでもう頑張っていきたい」(石守)。1年生チームから成長と結果にもこだわり、「関西U-16 ~Groeien~ 」2連覇を達成して今後の活躍に弾みをつける。
(取材・文 吉田太郎)