川崎F U-18は前半3失点で敗戦も、「並の1年生じゃない」MF小田脩人を軸に反撃。MF藤井漣祐が次に繋がるヘディング弾

後半45+2分、
[5.11 プレミアリーグEAST第7節 前橋育英高 3-1 川崎F U-18 前橋育英高校高崎グランド]
川崎フロンターレU-18は0-3の後半45+2分にDF柏村涼太(3年)の左クロスからMF藤井漣祐(3年)がヘディングシュートを決め、1点をもぎ取った。「ヘディングは自分の得意なところであるんで、決めるっていうことができました。この点はポジティブに捉えていきたいと思います」。藤井は後半半ば以降に裏抜けや味方の折り返しからのチャンスがあっただけに悔しさをぶつける一撃でもあった。
川崎F U-18は前節の柏U-18戦で今季初黒星を喫した。この日はまずまずの立ち上がりだったが、前半14分にビルドアップを奪われる形で失点。気落ちした面のあったというチームは、守備で前からボールを取り切ることができなくなってしまう。そして、主導権を握られて迎えた前半35分と40分に連続失点。いずれもビルドアップにチャレンジしたところでロストし、ゴールを破られた。
0-3で前半終了。藤井が「連敗っていうのはほんとにしたくなかった。前半、ほんとに不甲斐ない試合をしてしまったけれど、もう前半は取り返せないので、後半に自分たちのサッカーしようと」と語ったように、後半は攻撃に人数をかけて相手にプレッシャーを掛け続けた。
後半途中から5バックで対応してきた前橋育英高(群馬)に対し、川崎F U-18は後半開始から出場の右SB小川翔太(2年)と左SB柏村が幾度もハイサイドへ侵入。チーム全体が相手以上に走り、技術力を発揮していた。
特に、森勇介監督が「もう前半から彼は全然ボール取られないし、並の1年生じゃないとは思います。(キックが課題で)そこだけ良くなれば、1年生だとパッと見思わないんじゃないかなと思います」と評価するU-16日本代表の1年生ボランチMF小田脩人がボールに係わり続け、相手の前に潜り込むドリブルやPAでの切り返しからラストパスを通す力も発揮。そして、得点ランキング首位のエースFW恩田裕太郎(3年)や存在感のある1年生FW川村求、藤井らがゴールを目指し続けた。
1つのミスで失点してしまうなど、被シュート数における失点の割合が多い点は、チームの立ち上げの頃から課題になっている部分。森監督は「しっかり選手の個人のところを伸ばし、それでも失点せずできるように徐々にやっていけたらなと思います。やっていけば良くなるかなとも思ってるんで、そんなに悲観はしていないです」と語り、藤井は「森さんもミスを怖れてミスするのが1番ダメっていうのも言っていますし、ミスしたら全員で切り替えてフォローしてあげればいいと思って、怖れずにやっていきたいと思います」と誓っていた。
右SHのポジションでパフォーマンス向上中の藤井は、ここから「点とかアシストとか結果っていうところと、守備でも貢献していきたいなと思います」。次節・鹿島ユースとのホームゲームへ向けて練習からまたアピール。この日のように最後まで諦めない姿勢を見せて、次は勝つ。






(取材・文 吉田太郎)
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川崎フロンターレU-18は0-3の後半45+2分にDF柏村涼太(3年)の左クロスからMF藤井漣祐(3年)がヘディングシュートを決め、1点をもぎ取った。「ヘディングは自分の得意なところであるんで、決めるっていうことができました。この点はポジティブに捉えていきたいと思います」。藤井は後半半ば以降に裏抜けや味方の折り返しからのチャンスがあっただけに悔しさをぶつける一撃でもあった。
川崎F U-18は前節の柏U-18戦で今季初黒星を喫した。この日はまずまずの立ち上がりだったが、前半14分にビルドアップを奪われる形で失点。気落ちした面のあったというチームは、守備で前からボールを取り切ることができなくなってしまう。そして、主導権を握られて迎えた前半35分と40分に連続失点。いずれもビルドアップにチャレンジしたところでロストし、ゴールを破られた。
0-3で前半終了。藤井が「連敗っていうのはほんとにしたくなかった。前半、ほんとに不甲斐ない試合をしてしまったけれど、もう前半は取り返せないので、後半に自分たちのサッカーしようと」と語ったように、後半は攻撃に人数をかけて相手にプレッシャーを掛け続けた。
後半途中から5バックで対応してきた前橋育英高(群馬)に対し、川崎F U-18は後半開始から出場の右SB小川翔太(2年)と左SB柏村が幾度もハイサイドへ侵入。チーム全体が相手以上に走り、技術力を発揮していた。
特に、森勇介監督が「もう前半から彼は全然ボール取られないし、並の1年生じゃないとは思います。(キックが課題で)そこだけ良くなれば、1年生だとパッと見思わないんじゃないかなと思います」と評価するU-16日本代表の1年生ボランチMF小田脩人がボールに係わり続け、相手の前に潜り込むドリブルやPAでの切り返しからラストパスを通す力も発揮。そして、得点ランキング首位のエースFW恩田裕太郎(3年)や存在感のある1年生FW川村求、藤井らがゴールを目指し続けた。
1つのミスで失点してしまうなど、被シュート数における失点の割合が多い点は、チームの立ち上げの頃から課題になっている部分。森監督は「しっかり選手の個人のところを伸ばし、それでも失点せずできるように徐々にやっていけたらなと思います。やっていけば良くなるかなとも思ってるんで、そんなに悲観はしていないです」と語り、藤井は「森さんもミスを怖れてミスするのが1番ダメっていうのも言っていますし、ミスしたら全員で切り替えてフォローしてあげればいいと思って、怖れずにやっていきたいと思います」と誓っていた。
右SHのポジションでパフォーマンス向上中の藤井は、ここから「点とかアシストとか結果っていうところと、守備でも貢献していきたいなと思います」。次節・鹿島ユースとのホームゲームへ向けて練習からまたアピール。この日のように最後まで諦めない姿勢を見せて、次は勝つ。


U-16日本代表の1年生MF小田脩人はドリブル、ラストパスでチャンスメイク


DF柏村涼太は試合終了間際に左クロスでアシストした


1年生FW川村求がドリブルで攻め上がる
(取材・文 吉田太郎)
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