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[NBB in 堺ユースフェス]2年時に関東制覇。怪我から復調中の注目エース、MF水谷良吾は大成を勝たせて選手権での「全国ベスト8」を目指す

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2024年関東高校大会王者・大成高の注目エース、MF水谷良吾(3年=調布FCジュニアユース出身)

 注目エースがシーズン後半戦の活躍と全国8強入りを誓った。昨年の関東高校大会王者・大成高(東京)MF水谷良吾(3年=調布FCジュニアユース出身)は、7月23日から25日まで「第14回 堺ユースサッカーフェスティバル in JG」(大阪)のニューバランスバトル(NBB)に出場。複数の強豪大学が関心を寄せているというアタッカーは、鹿児島高(鹿児島)戦で2ゴールを決めるなど復調を示していた。

「結構ドリブルは調子良くて抜けて、カットインとかまで行けるんですけど、シュートがなかなか入らなくて、やっぱそこは課題かなって思っています」。股関節の怪我による離脱から、コンディションを上げている最中。後期のリーグ戦での勝利、そして目標の選手権予選優勝、全国8強進出のため、この夏によりキレや決定力を向上させる意気込みだ。

 水谷は昨年、関東高校大会決勝でゴールを決めるなど、大成にとって初の関東制覇に貢献。同大会の優秀選手にも選出された。自信を持つスピードを活かしたドリブル、裏抜けや攻撃センスの高さによってゴールやアシストを連発。特別なサイズはないものの、空中戦も得意だ。最高学年となった今年はエースとしての自覚を持ってシーズンを迎えようとしていた。

 シーズン開幕前は好調だったというが、3月にコンディションが悪化。東京都1部リーグ開幕戦(4月)で途中出場したものの、その後再離脱して関東大会予選を欠場した。エース不在のチームは関東大会連覇をかけた東京都予選で2回戦敗退。水谷はベンチスタートながらもインターハイ予選で復帰し、ゴールも決めたが、チームは2次トーナメント2回戦で敗れる結果となった。

 水谷はインターハイ予選後のリーグ戦で時間を制限しながら出場回数を増加。「やっぱりエースとして去年から出ていますし、その自覚が大事。点を決めないとやっぱりエースとは言えないし、頼られないと思うんで、点が大事かなと思います」というMFはいずれも交代出場で3試合連続ゴールを決めた。

 だが、なかなかチームの結果に結びついていないのが現状。「足りないっすね。(決めても、)まだ勝ちがついてきていないんで。チームを勝たせれる選手にならないといけない」。離脱期間中に食事の量を増やしたことによって、体重は昨年に比べて3、4kg増加。縦突破する際の強さが増したことを実感している。この夏、状態を上げ、ゴール、チャンスメイクでも大成を勝たせることを目指す。

 大成は大阪遠征前に徹底した走り込みを実施。水谷は「(豊島裕介)監督も言っていますけれど、強くならないと選手権でまた結果が残せないので、『この夏が大事』ってみんなチームで統一して、そういう考えを持ってやっています」。また、水谷は「去年は(個性のある選手たちが)もう自分たちで高めていた」ことも参考に、昨年からの経験者であるDF高橋佑弥(3年)やDF秋間龍矢(3年)らとともに声でもチームを牽引する考えだ。

 昨年は関東大会で優勝も、インターハイ予選、選手権予選はいずれも準々決勝で敗退した。今年は必ず全国へ。水谷は「やっぱり(去年も、今年も)まだ東京から全国には出てないんで。でも、出るだけ(が目標)だと、多分、出れるものも出れなくなる。だから、全国ベスト8ぐらいの目標で、自分はやっていきたい」と力を込めた。今夏、初の選手権出場、全国ベスト8を目指したチーム作り。将来のプロ入りを狙うエースは、シーズン前半戦の悔しさを秋冬の活躍、勝利で晴らす。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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