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[MOM5208]高知FW森本大夢(1年)_前線で収め、技ありの決勝弾。大型ストライカーがNBCS U-16で輝く

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前半23分、高知高FW森本大夢(1年=高知中出身)が右足で決勝ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.14 NBCS U-16決勝T1回戦 高知高 2-1 日体大柏高 時之栖うさぎ島2]

“全国大会級のU-16大会”「NEW BALANCE CHAMPIONSHIP 2025 U-16」8強入りをかけた一戦で180cm、73kgのストライカーが輝いた。

 高知高(高知)のFW森本大夢(1年=高知中出身)は、最前線で身体を巧みに使いながらボールキープ。球際で競り勝ち、味方のシュートシーンを演出する。また、自身も迫力のある動きでゴールへ向かい、シュート。迎えた前半20分、左サイドからのラストパスでMF近森瑛人の先制点をアシストした。

 その直後、森本がストライカーの才能を表現する。前線で浮き球を収めると、対峙したDFと駆け引きしながら右へドリブル。そして、「ああいう形は自分の中でも結構自信があって、3回ぐらい運んだ時に一瞬空いたなと思って」右足を振り抜く。

 ボールスピードこそなかったものの、DFの股間と左隅を狙った一撃は、狙い通りの軌道を描いてゴールイン。大西徹コーチも「技術ないとできないと思います」と称えたシュートが決勝点になった。

 森本は「チャンスも少ないと思っていた中で、自分が収めてチャンスまで行くところとか、最後は自分が決め切るってところも意識してやっていました」。後半はチームが押し込まれ、前半ほどの存在感を放つことはできなかった。それでも、終盤にCKを獲得したほか、チャンスメイクも。チームの8強入りに貢献した。
 
 今夏、四国の強豪、高知でAチームでの先発も経験。だが、何もできずに前半終了とともに交代と悔しさを味わった。また、県選抜に残れなかったという悔しさもエネルギーになっているようだ。「今後はもっと強度とかも高く、相手が来てても、ちゃんと足元で収めながら、もっと点にこだわって結果を残せるFWになりたいです」と誓った。

 憧れの選手はFW上田綺世(フェイエノールト)やFWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)。チームは準々決勝で撃ち負け、3-4で敗戦。その悔しさもまた力に変え、Aチームでの活躍を目指す。


(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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