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ポルトガル戦以来の公式戦で果敢な仕掛けにシュート、戦う姿勢も。1年生MF長南開史(柏U-18)が1年後のU-17W杯へ第一歩

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柏レイソルU-18のU-17日本代表MF長南開史(1年=柏レイソルU-15出身)は積極的なプレーで勝利

[11.29 プレミアリーグEAST第20節 流通経済大柏高 0-2 柏U-18 流通経済大柏高G]

 U-17日本代表の注目1年生が、20日ぶりの公式戦で1年後への第一歩を踏み出した。柏レイソルU-18MF長南開史(1年=柏レイソルU-15出身)は今月23日にU-17ワールドカップ開催地のカタールから帰国。帰国後初戦となった流通経済大柏高戦では右サイドで先発し、左サイド、そしてボランチでもプレーした。試合は2-0で勝利。試合後には自身の課題を指摘し、より成長することを誓っていた。

 序盤、チームはロングボール中心の攻撃で主導権。その中で長南は右サイド後方からドリブル突破にチャレンジした。DFを強引に剥がして前へ。コンビネーションでの崩しを狙い、寄せが甘いと見るやミドルレンジから右足を振り抜いた。

 流経大柏の強度にも全く怯まず、水戸内定MF島谷義進(3年)や磐田内定DF増田大空(3年)とボールを奪い合ってFKを獲得するシーンも。後半36分には左サイドで身体を張ってボールを奪い、2点目の起点にもなった。

「前半は結構いい入りができて、仕掛けも結構前よりかは積極的にできたなと思うけど、守備のところでちょっと。相手の10番(水戸内定MF安藤晃希/3年)が速いって分かってたけど、誘われて足出しちゃって、2回前半抜かれて、後半も違う選手に1回行かれて、守備はまだまだ改善できるなと思いました」

 長南は今年4月に柏史上最年少でプロ契約した逸材MF。U-16世代からU-17日本代表へ選出され、U17アジアカップやU-17ワールドカップでプレーした。この日は一発退場したU-17ワールドカップグループリーグのU-17ポルトガル代表戦以来となる公式戦。勝利に貢献したが、1年後のU-17ワールドカップで日本の中心選手としてベスト4以上へ導くためにはまだまだやるべきことがある。

「来年も、自分たちの代(U-16)もいいメンバー揃っているし、もっと来年は自分がチームを勝たせる存在になっていきたいと思うし、今、U-20のワールドカップも狙ってますし、どっちにしろ自分がチームを勝たせれる選手になりたいと思ってるので、(プレミアリーグEASTは)あと2節ですけど、もっともっとアグレッシブに攻撃参加していきたいなと思っています」

 今回のU-17ワールドカップではアシスト、自身のゴールと得点に係わることを掲げていた。だが、予選リーグで得点には係わったものの、ゴール、アシストを記録することはできず、ポルトガル戦の退場によって3試合の出場停止。決勝トーナメントは一度もピッチに立てないまま準々決勝敗退となった。

 チームに迷惑をかけたことを、強く反省。「もっともっと考えてプレーしないと」いけないし、次へ向けて切り替えなければならない。その中で帰国後にトップチームへ練習参加した際には、前向きな声も掛けてもらったのだという。

「トップの練習行った時とかはみんな(退場したことを)知ってくれていて、マイナスな声っていうよりかは、『ああいう一面も見れてオレは嬉しかった』っていう声を掛けてくれて。やっていいプレーじゃないですけど、もっともっと戦う姿勢をこれから見せていきたいなって思います」

 ポルトガル戦で退場のきっかけとなったMFステバン・マヌエルは「(8月末から行われた)フランス遠征の時もやって、良い選手で、絶対負けたくなかった」。だからこそ、前半から激しくやり合い、ファウル気味に倒された際に負けたくない気持ちから相手へ向かって足を上げてしまった。2度と同じことをしてはならない。ただし、これまで強い思いを内に秘めてプレーしてきた16歳。それが表に出してでも勝とうとする姿は先輩たちの印象に残ったようだ。

 ポルトガルは日本に1-2で敗れたが、そこから勝ち続けてU-17ワールドカップ制覇。U-17日本代表、そして長南にとっては悔しさが増すような結果となった。長南は「ほんとにみんなが優勝できるって思っていましたし、ほんとに優勝目指してみんながやってたからポルトガルにも勝ったし、(0-1で敗れたオーストリアとの準々決勝も)自分が出てたらっていうことも考えたので、やっぱり悔しい気持ちが多いです」。注目の16歳はその悔しさも力に攻守で成長する意気込み。ここからより戦う姿勢も、積極性も常に表現しながら1年後へ向かう。

 
(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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