[MOM5332]尚志FW根木翔大(3年)_旧友たちが戦う“最高峰の舞台”に戻すために…1年間の成長を示す圧巻パフォーマンスで1G1A!!
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.12 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 尚志 4-0 岡山学芸館 広島広域公園補助競技場]
これぞエース。そう言わんばかりのパフォーマンスでチームに歓喜の瞬間をもたらした。立ち上がりから主導権を握った尚志高(東北1、福島)はテンポの良いパス回しで岡山学芸館高(中国2、岡山)の守備陣を翻弄。前半の早い時間帯から効果的にゴールを重ねた。終わってみれば4-0の快勝。破壊力抜群の攻撃は圧巻で、相手に付け入る隙を与えなかった。中でも特大級の存在感を示したのが、FW根木翔大(3年、フレスカ神戸)だ。
4-3-3の最前線に入り、得意の裏抜けとエアバトルの強さで違いを見せ付けた。幅広いプレーで攻撃の起点となり、1-0で迎えた前半19分には裏へと抜け出して左サイドからクロスを入れ、MF阿部大翔(3年)のゴールをお膳立て。そして、32分には豪快に右足を振ってチームに3点目をもたらした。
「いつも通りの繋ぎからチャンスが作れて、攻撃がかなりできたので試合の入りも良かった。楽しいサッカーができたと思う」
充実の表情で振り返った根木。昨季はサイドハーフでプレーする機会が多く、技術的にもトップチームでプレーするには難しい部分が少なからずあったという。
「去年から能力があって、使いたくてしょうがなかった。でも、3年生に混じるまでには行かなくて。背後しか取れないし、背後の取り方もまだまだだった」(仲村浩二監督)
本人も1年前の自分を振り返り、「ボールを落ち着かせられなかったし、チームの連携面で自分が足を引っ張っているところがあった」と力不足を認める。
しかし、今季は課題と向き合い、地道に積み重ねてきた。50mを6秒フラットで駆け抜けるスピードを生かすべく、裏抜けの方法を創意工夫。競り合いも朝練習で味方に付き合ってもらい、どうすれば相手に勝てるかを研究。「真面目」と言い切った指揮官の言葉通り、ひたむきな姿勢がプレーにも現れて結果に結びつくようになった。さらに今夏の全国高校総体で4強入りを果たした経験もプラスになっている。
「全国大会で戦えるという気持ちが芽生えて、メンタル的にすごく安定した。年初めのJヴィレッジカップで監督から『お前は何もしてないぞ』と叱責されて、課題を与えられた。そこから何ができるかを考えて、プリンスリーグの試合を重ねるうちに安定してきた。(インターハイも含めて掴んだ)メンタルがあるからこそ、プレーに幅ができたと感じている」(根木)
そうした夏以降の変化は仲村監督も仲間も認めるところ。「彼の成長がチームをランクアップさせた」と指揮官が言えば、キャプテンのCB西村圭人(3年)も「自信が芽生えたと思う」とエースストライカーの進化に太鼓判を押す。
勝利に導いた背番号9だが、満足はしていない。まだ何も成し遂げていないからだ。昨季まで戦ったU-18高円宮杯プレミアリーグでは、中学時代に苦楽をともにしたフレスカ神戸の仲間が帝京長岡高の一員として戦っており、1学年下で鹿島ユースのCB元砂晏翔仁ウデンバも目覚ましいプレーを見せている。そうしたかつての仲間の姿を見ているからこそ、後輩たちに最高の舞台で戦う権利を残したいと誓う。
「一緒に戦っていた仲間が活躍しているのに、自分はその舞台で活躍できない。悔しい想いがあった。もう1回あの舞台に戻して、後輩たちにそこで試合をさせてあげたい」(根木)
男に二言はない。プレミア復帰まであと1勝。東山高(関西2、京都)との2回戦でも、頼れるエースがチームに歓喜の瞬間をもたらして見せる。
(取材・文 松尾祐希)
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[12.12 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 尚志 4-0 岡山学芸館 広島広域公園補助競技場]
これぞエース。そう言わんばかりのパフォーマンスでチームに歓喜の瞬間をもたらした。立ち上がりから主導権を握った尚志高(東北1、福島)はテンポの良いパス回しで岡山学芸館高(中国2、岡山)の守備陣を翻弄。前半の早い時間帯から効果的にゴールを重ねた。終わってみれば4-0の快勝。破壊力抜群の攻撃は圧巻で、相手に付け入る隙を与えなかった。中でも特大級の存在感を示したのが、FW根木翔大(3年、フレスカ神戸)だ。
4-3-3の最前線に入り、得意の裏抜けとエアバトルの強さで違いを見せ付けた。幅広いプレーで攻撃の起点となり、1-0で迎えた前半19分には裏へと抜け出して左サイドからクロスを入れ、MF阿部大翔(3年)のゴールをお膳立て。そして、32分には豪快に右足を振ってチームに3点目をもたらした。
「いつも通りの繋ぎからチャンスが作れて、攻撃がかなりできたので試合の入りも良かった。楽しいサッカーができたと思う」
充実の表情で振り返った根木。昨季はサイドハーフでプレーする機会が多く、技術的にもトップチームでプレーするには難しい部分が少なからずあったという。
「去年から能力があって、使いたくてしょうがなかった。でも、3年生に混じるまでには行かなくて。背後しか取れないし、背後の取り方もまだまだだった」(仲村浩二監督)
本人も1年前の自分を振り返り、「ボールを落ち着かせられなかったし、チームの連携面で自分が足を引っ張っているところがあった」と力不足を認める。
しかし、今季は課題と向き合い、地道に積み重ねてきた。50mを6秒フラットで駆け抜けるスピードを生かすべく、裏抜けの方法を創意工夫。競り合いも朝練習で味方に付き合ってもらい、どうすれば相手に勝てるかを研究。「真面目」と言い切った指揮官の言葉通り、ひたむきな姿勢がプレーにも現れて結果に結びつくようになった。さらに今夏の全国高校総体で4強入りを果たした経験もプラスになっている。
「全国大会で戦えるという気持ちが芽生えて、メンタル的にすごく安定した。年初めのJヴィレッジカップで監督から『お前は何もしてないぞ』と叱責されて、課題を与えられた。そこから何ができるかを考えて、プリンスリーグの試合を重ねるうちに安定してきた。(インターハイも含めて掴んだ)メンタルがあるからこそ、プレーに幅ができたと感じている」(根木)
そうした夏以降の変化は仲村監督も仲間も認めるところ。「彼の成長がチームをランクアップさせた」と指揮官が言えば、キャプテンのCB西村圭人(3年)も「自信が芽生えたと思う」とエースストライカーの進化に太鼓判を押す。
勝利に導いた背番号9だが、満足はしていない。まだ何も成し遂げていないからだ。昨季まで戦ったU-18高円宮杯プレミアリーグでは、中学時代に苦楽をともにしたフレスカ神戸の仲間が帝京長岡高の一員として戦っており、1学年下で鹿島ユースのCB元砂晏翔仁ウデンバも目覚ましいプレーを見せている。そうしたかつての仲間の姿を見ているからこそ、後輩たちに最高の舞台で戦う権利を残したいと誓う。
「一緒に戦っていた仲間が活躍しているのに、自分はその舞台で活躍できない。悔しい想いがあった。もう1回あの舞台に戻して、後輩たちにそこで試合をさせてあげたい」(根木)
男に二言はない。プレミア復帰まであと1勝。東山高(関西2、京都)との2回戦でも、頼れるエースがチームに歓喜の瞬間をもたらして見せる。
(取材・文 松尾祐希)
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