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[MOM5394]武南MF小山一絆(2年)_攻守に輝き、“裏選手権”MVP!決勝でも高精度のキックで逆転劇を演出し、自ら1ゴール

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武南高MF小山一絆主将(2年=ヴェルディSSレスチ出身)が「NEW BALANCE CUP 2026 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権)の大会MVPに選出された

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.6 NEW BALANCE CUP決勝 武南高 4-1 藤枝東高 時之栖裾野C]
 
 怪我の影響でベストコンディションではなかったというが、抜群の動きで武南高(埼玉)を牽引し、優勝。MF小山一絆主将(2年=ヴェルディSSレスチ出身)が、「NEW BALANCE CUP 2026 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権)の大会MVPに選出された。

 小山は「今日(決勝)は13番の岩澤が同点と逆転のゴールを決めてくれたんで、岩澤なんじゃないかなって思っていたんですけど、選ばれて普通に嬉しいです」。準決勝で決勝点、決勝で同点ゴールと決勝点を決めたFW岩澤柾吾(2年)に気を遣っていたが、MVPを素直に喜んでいた。

 小山がMVPに相応しいパフォーマンスをしたことも、確かだ。藤枝東高(静岡)との決勝では0-1の後半6分、中央から左サイドへの正確な展開で同点ゴールの起点に。さらに9分には、左サイドからの右足CKをファーサイドの味方に通し、勝ち越し点の起点となった。

 この試合の前半は、相手の距離感の良い守りに珍しくロストする回数が増えてしまっていた。それでも、DF背後へのループパスで決定機を演出するなど、内野慎一郎監督も絶賛するようなキックを連発。後半にはアンカー役に回ってセカンドボールの回収で流れを引き寄せた。

 そして、逆転劇を演出。加えて、3-1の後半31分には、今大会3得点目となるゴールを決めた。左サイドでMF栄隈琢磨(2年)とのワンツーと中へのドリブルでマークを外し、最後はニアサイドのコースへ右足シュート。「ここで3点差にしてトドメ刺そうって思って、自分でゴール前入ってって決めるぞっていう気持ちで振ったんで、それは入って良かった」とゴールを喜んだ。

後半31分、右足シュートを決めて4-1

攻守両面で活躍

 前日にスネを負傷。また、決勝では前半に相手に足を踏まれてしまい、痛みがあったという。だが、チームリーダーは攻守両面で活躍して逆転勝ち。「昨日、静学(静岡学園)相手に0-1からいいゲームできてたんで、それが多分、自分たちも頭の中に残っていて、『後半やれるぞ』っていうのをみんな心の中を思って入れたんで良かった」と微笑んだ。

 “裏選手権”で2026年シーズンの注目ボランチの一人であることを印象付けた。狭い局面を打開するドリブルとショートパス、縦、サイドへの高精度のミドルパス、また相手の動きを読み切ってのインターセプトやセカンドボールの回収。そして、今大会で特に光ったのは、DF背後へ落とすボールの質の高さだった。

 その要因は、自信を持つ左右両足のキック精度の高さとスペースを見つける視野の広さ、敵味方の動きを予測する力。「(ボールを受ける)もうだいぶ前に選手の位置を見て、そこから多分どう動くのかを、大体頭の中で『そこら辺にいる』っていうので(把握して)、その後の動きを予測して出してるんで、(味方が)いない時もあるんですけど」。小山を信じてスプリントする味方の先へ非常に質の高いパスを配球。グラウンダーのスルーパスも含めて帝京高(東京)や藤枝東の守りを一本のパスで攻略していた。

 本人は今大会の出来について、「ロングボールの質は今大会結構良くて、それは自分の長所なんで、そこを出せたのと、守備の意識がだいぶ去年よりも増してセカンドボールの回収で『絶対、拾おう』っていうのも今大会通して出来ていた。あとはドリブルでの侵入。今日、(決勝はアンカーのポジションだったため)役割的に少なかったですけど、ドリブルでの侵入も、相手が怖いところ潜るっていうのもできたと思います」と頷く。

 ただし、満足はしていない。「あんま今大会自分、調子は悪くはなかったですけど。そんな上がり切れなかった」。ボランチながら10得点を叩き出して準優勝に貢献した第28回波崎ユースカップ(12月)ほどの圧倒的な結果を残すことはできなかった。それでも、一つ抜きん出たようなプレーを全国クラスの相手に披露。“裏選手権”MVPのボランチは2026年シーズンへ向け、「個人としてはもっとチーム勝たせられる存在になって、結果にこだわっていきたいです」と宣言した。復活を目指す伝統校のリーダーが、ここからさらにスケールアップして、どんな相手でも武南を勝たせられるような存在になる。

2026年シーズンは「結果にこだわっていきたい」

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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