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成長、アピールを目指す関西の才能が集結。「2025地域トレーニングキャンプU-17関西」がスタート

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中盤でアイデアと強度を見せたMF松浦旺生(神戸弘陵高2年)

「2025地域トレーニングキャンプU-17関西」が20日、大阪府堺市のJ-Green堺で始まった。昨年11月開催の選考会を経て選ばれた、2008年生まれの高校生選手たちが集結。合宿初日は20分×3本のゲームを行った。

 ピンク(グループA)とグリーン(グループB)のビブスに分かれ、グループAはGK麻生太朗(東山高2年)、DF長又逢来(奈良ユース2年)、梶谷一晟(履正社高2年)、川崎絢梧(神戸弘陵高2年)、原達輝(東山高2年)、MF松浦旺生(神戸弘陵高2年)、小堀厳咲(東海大大阪仰星高2年)、小池聡一郎(履正社高2年)、薗川颯人(草津東高2年)、小笠原啓太(立命館守山高2年)、FW小川晴大(大阪学院大高2年)、水田遥友(三田学園高2年)の12名がエントリー。

 対するグループBはGK根木勇聖(FC大阪U-18、2年)、後藤壮真(奈良育英高2年)、DF瑞慶覧佑聖(興國高2年)、田中晃輔(京都橘高2年)、田原清羽(金光大阪高2年)、上野仁綺(桃山学院高2年)、MF相澤伶実(履正社高2年)、澤井丈太朗(草津東高2年)、丸山瑛太郎(神戸弘陵高2年)、中野斗馬(京都橘高2年)、FW平岡貴敬(阪南大高2年)、鈴木竣也(神戸弘陵高2年)、北浦光規(大阪産大附高2年)、北村勇貴(滝川二高2年)の14名で構成。なお、FW岡本明己(東山高2年)は直前の怪我で参加辞退。MF藤沼咲(阪南大高2年)はウォーミングアップで負傷し、大事をとってゲームの参加を見合わせた。

 1本目の主導権を握ったのはグループB。中野が「いろんなチームから選手が集まっているのでコミュニケーションをしっかりとって、自分の良さを伝えあってきました」と話すように、急造チームの弱みを感じさせない動きを見せて、押し込んだ。

 3分に平岡が放ったドリブルからのシュートを引き出すクサビを入れるなどプロ注目の相澤がボランチの位置で存在感を披露。今冬の選手権を経験した鈴木も前線で強さを発揮し、4分にはポスト直撃のシュートを放つなど自らの価値示した。7分にはグループAの組み立てを高い位置でカット。そのまま平岡がゴール右隅に決めて、先制に成功した。

 追い掛ける展開を強いられたグループAは強風の影響を受け、思い通りに攻撃が前進できずにいたが、時間の経過とともに改善。「失点してもみんなで声を出してコミュニケーションを取れたのが良かった。積極的に声を出して、ボールを受けたら自分の良さが出せる。タイミングよく受けて、立て直せたので良かった」と話す松浦を中心にパスが繋がる場面が増えると、18分には小池、松浦と中央を繋いで右サイドのスペースに展開。抜け出した小川のクロスから、薗川がゴールを狙ったがブロックに入ったDFに阻まれた。

 2本目に輝きを放ったのはグループBの平岡だった。「チームを代表してここに来たからには、自分の良さや足りないところを改めて感じて、チームに歓迎したい」と話すように、このキャンプにかける意気込みは十分。「何もできなかった」と振り返る昨年12月に行なわれたプレミアリーグ・プレーオフ以降に取り組む筋トレの成果を発揮し、力強くゴールに迫った。

 グループBは2本目から入った選手のプレーも目を惹き、9分には前線でおさめた北浦のパスから右サイドを駆け上がった瑞慶覧がクロス。反対サイドの北村が合わせに行ったが、上手くミートせず得点には至らない。15分にはDFラインの背後を抜け出した北浦のシュートもGKに阻まれた。好機を作りながらも追加点が奪えずにいると、16分にはカウンターからゴール前を抜け出したグループA・MF小池にゴールを決められ、試合は振り出しとなった。

 3本目は一進一退の展開が続き、5分には中央で受けたグループB・平岡がドリブルからシュート。9分には高い位置で相手のパス回しを奪ったグループA・水田がゴールを狙ったが、シュートは枠を捉えることができない。ともに惜しい場面は作りながらも得点とはならず、1-1で試合を終えた。

 1年前に行われたキャンプのメンバーからはFW伊藤湊太(京都橘高→神戸)、DF松岡敏也(興國高→新潟)、DF咲本大(近大附高→FC大阪)の3名がプロ入り。また、昨年9月に行なわれたU-17九州トレセンキャンプで活躍したFWマギー・ジェラニー蓮(琉球U-18→大宮)がU-17ワールドカップのメンバーに抜擢されるなど、日の丸の道が開けることもある。

 今回のキャンプにはU-16日本代表の廣山望監督が帯同するだけでなく、Jリーグや大学のスカウトも視察に訪れており、活躍次第では昨年の選手たちのように人生が大きく変わる。「プロ内定をすごく意識して、ここに来た」と松浦が話せば、中野も「関西の高いレベルの選手が集まる中で、自分のプレーがどれだけ通用するか試したかった。いろんな方に見に来てもらっているので、高校選抜だけでなくプロや大学など進路に繋げられるようアピールしたい」と続ける。
 
 また、関西の注目株が一堂に会するため、自らの成長に繋げるには格好の舞台でもある。「国体のメンバーには入っていたのですが、こういう場所に来るのは初めて。みんなの良いところを見つけて、アイデアとしてもらってチームに還元したい」と話す松浦は、さっそくボランチでマッチアップした相澤の足が伸びる守備に刺激を受け、自らのものにしたいと口にしていた。

 キャンプは22日までの3日間開催され、21日は関西サッカーリーグ2部のACミドルレンジ、22日は大阪産業大学(※紅白戦に変更)とのトレーニングマッチを実施。2026年の関西の高校サッカーを盛り上げる主役候補たちがどんなプレーを披露するか期待だ。

(取材・文 森田将義)
森田将義
Text by 森田将義

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