[新人戦]青森山田は「この負けをきっかけに」。注目アタッカーFW斉藤雅人は自覚、責任感を持って先輩のようなエースへ
[2.1 東北新人大会準々決勝 青森山田高 2-5 明桜高 JヴィレッジP4]
青森山田高(青森1)の正木昌宣監督は2-5で敗れた試合後、「しっかりと春に向けて、また強化していきます」と語った。この日は昨年からの主力で新リーダーのMF小澤丈(2年)がU-17日本高校選抜候補合宿で負った怪我のために欠場。また、4バックのうち3人が1年生だった。懸念されていた経験不足、守備の課題が出る形で、前半23分以降の13分間で4失点。「(青森山田であの)連続失点は、ない」(正木監督)という部分も出て、準々決勝敗退となった。
雪の青森で身体作りをしてきたが、逆境を乗り越えるメンタルや動きのキレなどもまだまだ不足。後半にMF三國ケースマンエブス(2年)とCB木村魁心(1年)のゴールで2点を返したが、この日は明桜高(秋田1)の攻撃に対して後手に回るシーンが多く、相手を攻守で呑み込むことができなかった。




指揮官も「まだまだ甘いって気付かされた」と指摘していたが、選手たちも危機感を感じていた。エースとして期待されるU-17日本高校選抜候補FW斉藤雅人(2年)は、「もうシーズン始まる中で下がってる時間なんてないと思いますし、逆にこの負けをきっかけに、もう全員、個人レベルが足りないってことが分かったんで、そこはみんなが実戦だったり、練習の中から意識してやっていけたらなと思います」とコメント。今年は小澤や三國ら個性の強い選手が多い。その中で、よりチームを引っ張る存在になることを誓っていた。
斉藤は2025年度、スーパーサブからシーズン終盤に先発定着。元ベルギー代表FWエデン・アザールを参考に重心低く、相手の逆を取ることを意識してきたというドリブルで毎試合のように対戦相手を苦しめた。
これまでは主に左サイドを主戦場としてきたが、今回の東北高校新人大会は2トップの一角として先発。東北学院高(宮城3)との初戦で1アシストを記録したものの、不慣れなFWで得点を決めることができなかった。
正木監督は斉藤について「ポテンシャルはチームで一番」と認める一方、明桜戦での守備など中心選手としてやるべきことが不足していることを厳しく指摘。エース候補はより自覚と責任感を持ってトレーニング、試合に臨むことが求められている。
先輩のエースFW深瀬幹太(3年)は昨年のプレミアリーグEASTで15得点をマークし、攻撃を牽引。タイプは異なるものの、斉藤は深瀬のような存在になっていくことができるか。斉藤は「深瀬のエースの自覚だったり、大変さっていうのを見てきたんで、やっぱそこは引き継いでいかないといけないと思いますし、自分がその役っていうか、深瀬みたいにエースになることでやっぱチームも楽になると思うので、今回の敗戦を意識しながら、自分の個人レベルもどんどん上げて、一番はチームとして全体がレベルアップするのが理想なので、そこは自分と今いないですけど、小澤や水谷(鉄生)が引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います」と力を込めた。


現時点で深瀬は遠い存在。それでも、フィジカル面や武器のスピードをもっと強化し、チームメイトにより要求すること、要求に応えることにも取り組んでいく。「去年もチャンスメイクっていうところではできたんですけど、やっぱ目に見える結果っていうのは残してこれなかったんで、今年は一番そこにこだわってやっていけたらなと思います。自分でも点取れるし、アシストもできるような選手になりたいです。どのポジションやっても、自分が得意なプレーだったり、求められてるところを100パーセント出していける選手になりたいです」と誓った。
「チームを引っ張れてなかった」という東北新人大会の敗戦をきっかけに注目アタッカーも変わることができるか。個人とチームの結果を目指し、全国タイトル奪還、3冠を狙う青森山田を勝たせるような存在になる。


(取材・文 吉田太郎)
青森山田高(青森1)の正木昌宣監督は2-5で敗れた試合後、「しっかりと春に向けて、また強化していきます」と語った。この日は昨年からの主力で新リーダーのMF小澤丈(2年)がU-17日本高校選抜候補合宿で負った怪我のために欠場。また、4バックのうち3人が1年生だった。懸念されていた経験不足、守備の課題が出る形で、前半23分以降の13分間で4失点。「(青森山田であの)連続失点は、ない」(正木監督)という部分も出て、準々決勝敗退となった。
雪の青森で身体作りをしてきたが、逆境を乗り越えるメンタルや動きのキレなどもまだまだ不足。後半にMF三國ケースマンエブス(2年)とCB木村魁心(1年)のゴールで2点を返したが、この日は明桜高(秋田1)の攻撃に対して後手に回るシーンが多く、相手を攻守で呑み込むことができなかった。


MF三國ケースマンエブスは2戦連発。チームの絶対的な存在へ


1年生CB木村魁心はヘディング弾を決めた
指揮官も「まだまだ甘いって気付かされた」と指摘していたが、選手たちも危機感を感じていた。エースとして期待されるU-17日本高校選抜候補FW斉藤雅人(2年)は、「もうシーズン始まる中で下がってる時間なんてないと思いますし、逆にこの負けをきっかけに、もう全員、個人レベルが足りないってことが分かったんで、そこはみんなが実戦だったり、練習の中から意識してやっていけたらなと思います」とコメント。今年は小澤や三國ら個性の強い選手が多い。その中で、よりチームを引っ張る存在になることを誓っていた。
斉藤は2025年度、スーパーサブからシーズン終盤に先発定着。元ベルギー代表FWエデン・アザールを参考に重心低く、相手の逆を取ることを意識してきたというドリブルで毎試合のように対戦相手を苦しめた。
これまでは主に左サイドを主戦場としてきたが、今回の東北高校新人大会は2トップの一角として先発。東北学院高(宮城3)との初戦で1アシストを記録したものの、不慣れなFWで得点を決めることができなかった。
正木監督は斉藤について「ポテンシャルはチームで一番」と認める一方、明桜戦での守備など中心選手としてやるべきことが不足していることを厳しく指摘。エース候補はより自覚と責任感を持ってトレーニング、試合に臨むことが求められている。
先輩のエースFW深瀬幹太(3年)は昨年のプレミアリーグEASTで15得点をマークし、攻撃を牽引。タイプは異なるものの、斉藤は深瀬のような存在になっていくことができるか。斉藤は「深瀬のエースの自覚だったり、大変さっていうのを見てきたんで、やっぱそこは引き継いでいかないといけないと思いますし、自分がその役っていうか、深瀬みたいにエースになることでやっぱチームも楽になると思うので、今回の敗戦を意識しながら、自分の個人レベルもどんどん上げて、一番はチームとして全体がレベルアップするのが理想なので、そこは自分と今いないですけど、小澤や水谷(鉄生)が引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います」と力を込めた。


ゲーム主将MF水谷鉄生がDF背後へパス
現時点で深瀬は遠い存在。それでも、フィジカル面や武器のスピードをもっと強化し、チームメイトにより要求すること、要求に応えることにも取り組んでいく。「去年もチャンスメイクっていうところではできたんですけど、やっぱ目に見える結果っていうのは残してこれなかったんで、今年は一番そこにこだわってやっていけたらなと思います。自分でも点取れるし、アシストもできるような選手になりたいです。どのポジションやっても、自分が得意なプレーだったり、求められてるところを100パーセント出していける選手になりたいです」と誓った。
「チームを引っ張れてなかった」という東北新人大会の敗戦をきっかけに注目アタッカーも変わることができるか。個人とチームの結果を目指し、全国タイトル奪還、3冠を狙う青森山田を勝たせるような存在になる。


FW斉藤雅人が前線からプレッシャーをかける
(取材・文 吉田太郎)



