[MOM5403]明桜MF前川玲望(2年)_選手権予選のメンバー外から東北大会で主役級の活躍。認知、判断、実行を体現のMFは決勝でも決勝点
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.2 東北新人大会決勝 聖光学院 0-1 明桜高 JヴィレッジP3]
「(選手権予選でメンバーに入れず)大事な試合で自分のやってきたことを試す機会っていうのは少なかったんで、1つ自信になったというか。でも、まだ足りないこともいっぱいあるんで、そこは慢心せずにしっかり努力して補っていきたいです」。昨年度の選手権予選は登録外。そのMFが主役級の活躍で明桜高(秋田1)を初の東北王者へ導いた。
MF前川玲望(2年=GRANDE FC出身)は、青森山田高(青森1)との準々決勝で直接FK弾による1ゴールといずれもスルーパスによる2アシスト。聖光学院高(福島2)との決勝でも決勝点を叩き出した。
この東北大会では相手を見て、判断、実行する明桜のスタイルを特に体現。決勝でのゴールも状況を把握し、決めた一撃だった。前川は、中央のスペースを突く形でMF遠藤拓斗(2年)の落としを受けてダイレクトで右足一閃。イメージ通りのプレーでゴールを決めた。
「相手が明桜のサイド攻撃に対してブロックをして来るっていうのは分かっていました。相手のボランチがペナのラインまで下げていたんで、それを認知して、その空いたスペース、要はダイレシュートを打てるスペースがあったんで、そこで収めてもらったのを落としてもらって、あとはコースを見つけて打つだけでした」
この決勝は3日間で4試合目。尚志高(福島)との準決勝の激闘から、約2時間後に行われた。「アップでやっぱ疲労とかもあって、強くて速いシュートっていうのが結構フカしがちだったんで、強さっていうよりかは、コースをしっかり狙って打ちました」。冷静な分析で結果。ただし、優勝ゴールについては「もう嬉しいです。率直に」と喜んでいた。
相手を見ながら、ドリブル、パスを使い分けたゲームメイク。決勝でも相手を動かしてスペースを作り出し、フリーの味方を見逃さずに決定的なパスを通した。また、試合序盤には右ポスト直撃の右足FKを放っている。自分のできること、できないことを理解し、周囲への声がけも意識してプレー。間違いなく初の決勝進出、初優勝を果たした明桜の中心選手だった。
GRANDE FC(埼玉)から「自分のことを求めている高校に行こう」と原美彦・元監督(現・福井工業大監督)の誘いや環境に惹かれて秋田の強豪へ。昨秋の時点では守備や感覚的なプレースタイルが課題になっていたという。
それが谷口侑暉コーチらから、見て、判断、実行することを学び、「1つサッカー感が変わったというか。相手を見て判断して、実行するっていうのは、できるようになってきた。もっとやっていきたい」。今回の活躍で注目度を高めたが、「もっとやんないといけない」と向上心を持って自身を高めていく。
現時点で進路は大学進学ではなく、高校から直接ドイツやオーストリアに渡ってサッカーをすることを考えているのだという。Jリーグも含めてプロになるためにはまだまだ成長とアピールが必要。2026年シーズン、明桜をインターハイや選手権出場へ導き、自身の価値も高める。






(取材・文 吉田太郎)
[2.2 東北新人大会決勝 聖光学院 0-1 明桜高 JヴィレッジP3]
「(選手権予選でメンバーに入れず)大事な試合で自分のやってきたことを試す機会っていうのは少なかったんで、1つ自信になったというか。でも、まだ足りないこともいっぱいあるんで、そこは慢心せずにしっかり努力して補っていきたいです」。昨年度の選手権予選は登録外。そのMFが主役級の活躍で明桜高(秋田1)を初の東北王者へ導いた。
MF前川玲望(2年=GRANDE FC出身)は、青森山田高(青森1)との準々決勝で直接FK弾による1ゴールといずれもスルーパスによる2アシスト。聖光学院高(福島2)との決勝でも決勝点を叩き出した。
この東北大会では相手を見て、判断、実行する明桜のスタイルを特に体現。決勝でのゴールも状況を把握し、決めた一撃だった。前川は、中央のスペースを突く形でMF遠藤拓斗(2年)の落としを受けてダイレクトで右足一閃。イメージ通りのプレーでゴールを決めた。
「相手が明桜のサイド攻撃に対してブロックをして来るっていうのは分かっていました。相手のボランチがペナのラインまで下げていたんで、それを認知して、その空いたスペース、要はダイレシュートを打てるスペースがあったんで、そこで収めてもらったのを落としてもらって、あとはコースを見つけて打つだけでした」
この決勝は3日間で4試合目。尚志高(福島)との準決勝の激闘から、約2時間後に行われた。「アップでやっぱ疲労とかもあって、強くて速いシュートっていうのが結構フカしがちだったんで、強さっていうよりかは、コースをしっかり狙って打ちました」。冷静な分析で結果。ただし、優勝ゴールについては「もう嬉しいです。率直に」と喜んでいた。
相手を見ながら、ドリブル、パスを使い分けたゲームメイク。決勝でも相手を動かしてスペースを作り出し、フリーの味方を見逃さずに決定的なパスを通した。また、試合序盤には右ポスト直撃の右足FKを放っている。自分のできること、できないことを理解し、周囲への声がけも意識してプレー。間違いなく初の決勝進出、初優勝を果たした明桜の中心選手だった。
GRANDE FC(埼玉)から「自分のことを求めている高校に行こう」と原美彦・元監督(現・福井工業大監督)の誘いや環境に惹かれて秋田の強豪へ。昨秋の時点では守備や感覚的なプレースタイルが課題になっていたという。
それが谷口侑暉コーチらから、見て、判断、実行することを学び、「1つサッカー感が変わったというか。相手を見て判断して、実行するっていうのは、できるようになってきた。もっとやっていきたい」。今回の活躍で注目度を高めたが、「もっとやんないといけない」と向上心を持って自身を高めていく。
現時点で進路は大学進学ではなく、高校から直接ドイツやオーストリアに渡ってサッカーをすることを考えているのだという。Jリーグも含めてプロになるためにはまだまだ成長とアピールが必要。2026年シーズン、明桜をインターハイや選手権出場へ導き、自身の価値も高める。


今大会、ブレイクしたMFのゴールで1-0




(取材・文 吉田太郎)



