[MOM5417]報徳学園DF川口凛弥(2年)_自信を持ってプレーし、立ち位置を変えた攻撃的左SB。近畿決勝で決勝ゴール!
鋭い突破から見せ場を作った
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.22 近畿高校サッカー選手権大会決勝 芦屋学園高 0-1 報徳学園高 三木総合防災公園陸上競技場]
兵庫県対決となった一戦で報徳学園高(兵庫2)に歓喜を呼び込んだのは「攻撃が好き。自分が何人も抜いて、最後に決めきる選手になりたい」と口にする攻撃的な左SB、川口凛弥(2年)の一撃だった。
持ち味はドリブルで縦突破からのクロスだけでなく、カットインからのシュートも十八番の一つ。中学時代に所属していた西宮タイガース時代も目立っていた選手で、「中学の時も一番良いなと思っていた」(高田秀一監督)。
報徳学園入学後もすぐさまAチームに入ったが、「前までは自分のプレーに自信があまりなかった。ビビってしまって、全くドリブルを仕掛けることができなかった」(川口)。入学してからしばらくするとBチームに降格し、そこが彼の定位置となっていた。
新チームになってからも立ち位置は変わらない。「川口は近畿大会前までずっとサブに入るか、入らないかの選手だった。能力は高かったけど、予測の部分が足りないからプレーに迷いがあった」(高田監督)。ただ、近畿大会の直前になって主力に体調不良者が続出したことで彼にスタメンのチャンスが訪れた。
「どんどん自信を持ってプレーしろ」と送り出された1回戦の近大和歌山高(和歌山2)戦で自信を持ってドリブルを仕掛けることができると、続く2回戦の近江高(滋賀1)戦でも思い通りのプレーを披露。迎えた大会最終日はチームに欠かせない存在となっていた。
迎えた芦屋学園高(兵庫4)との決勝も自信なさげにプレーしていたこれまでの姿はなかった。「味方に決めさせるクロスを上げたり、自分が点を取ろうという気持ちでいました」と振り返る川口はボールを持ったら左サイドで鋭い仕掛けを披露。苦手だという守備も「とにかく抜かれないよう頑張った。相手が抜いてこようとした時に何とかして奪うと思っていた」と粘り強く対応し、相手の右サイドに仕事をさせない。
サイドで奮闘を続けた川口に最大の見せ場が訪れたのは前半27分。右サイドで相手DFをかわしたFW谷岡友歩(2年)がゴール前にクロスを上げると、ファーサイドからゴール前に走り込み、ダイレクトシュートを叩き込んだ。「谷岡君がずっと出すと言ってくれていて、逆サイドからずっとファーを狙ってきてくれていた。そこに最高のボールが来たので決めるだけでした」。
風の影響を受け、押し込まれる場面が増えた後半は「勝っていたのでボールを失いたくなかった。自分で行けるところまで行ってクロスを上げたり、シュートを打とうと思っていた」。2点目こそ奪えなかったが、前半同様ボールを持ったら左サイドで推進力溢れるプレーを披露し、芦屋学園を押し返すなどチームへの貢献度は高かった。
自身のゴールが優勝を決める決勝点となっただけでなく、今大会通して持ち味を存分に発揮できた経験は今後のサッカー人生に必ず生きるはずだ。「自分に自信が付くプレーができたので良かったです」と話す川口の本格的な飛躍はここから始まる。
(取材・文 森田将義)
[2.22 近畿高校サッカー選手権大会決勝 芦屋学園高 0-1 報徳学園高 三木総合防災公園陸上競技場]
兵庫県対決となった一戦で報徳学園高(兵庫2)に歓喜を呼び込んだのは「攻撃が好き。自分が何人も抜いて、最後に決めきる選手になりたい」と口にする攻撃的な左SB、川口凛弥(2年)の一撃だった。
持ち味はドリブルで縦突破からのクロスだけでなく、カットインからのシュートも十八番の一つ。中学時代に所属していた西宮タイガース時代も目立っていた選手で、「中学の時も一番良いなと思っていた」(高田秀一監督)。
報徳学園入学後もすぐさまAチームに入ったが、「前までは自分のプレーに自信があまりなかった。ビビってしまって、全くドリブルを仕掛けることができなかった」(川口)。入学してからしばらくするとBチームに降格し、そこが彼の定位置となっていた。
新チームになってからも立ち位置は変わらない。「川口は近畿大会前までずっとサブに入るか、入らないかの選手だった。能力は高かったけど、予測の部分が足りないからプレーに迷いがあった」(高田監督)。ただ、近畿大会の直前になって主力に体調不良者が続出したことで彼にスタメンのチャンスが訪れた。
「どんどん自信を持ってプレーしろ」と送り出された1回戦の近大和歌山高(和歌山2)戦で自信を持ってドリブルを仕掛けることができると、続く2回戦の近江高(滋賀1)戦でも思い通りのプレーを披露。迎えた大会最終日はチームに欠かせない存在となっていた。
迎えた芦屋学園高(兵庫4)との決勝も自信なさげにプレーしていたこれまでの姿はなかった。「味方に決めさせるクロスを上げたり、自分が点を取ろうという気持ちでいました」と振り返る川口はボールを持ったら左サイドで鋭い仕掛けを披露。苦手だという守備も「とにかく抜かれないよう頑張った。相手が抜いてこようとした時に何とかして奪うと思っていた」と粘り強く対応し、相手の右サイドに仕事をさせない。
サイドで奮闘を続けた川口に最大の見せ場が訪れたのは前半27分。右サイドで相手DFをかわしたFW谷岡友歩(2年)がゴール前にクロスを上げると、ファーサイドからゴール前に走り込み、ダイレクトシュートを叩き込んだ。「谷岡君がずっと出すと言ってくれていて、逆サイドからずっとファーを狙ってきてくれていた。そこに最高のボールが来たので決めるだけでした」。
風の影響を受け、押し込まれる場面が増えた後半は「勝っていたのでボールを失いたくなかった。自分で行けるところまで行ってクロスを上げたり、シュートを打とうと思っていた」。2点目こそ奪えなかったが、前半同様ボールを持ったら左サイドで推進力溢れるプレーを披露し、芦屋学園を押し返すなどチームへの貢献度は高かった。
自身のゴールが優勝を決める決勝点となっただけでなく、今大会通して持ち味を存分に発揮できた経験は今後のサッカー人生に必ず生きるはずだ。「自分に自信が付くプレーができたので良かったです」と話す川口の本格的な飛躍はここから始まる。
(取材・文 森田将義)


