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[ヤングサッカーフェス]選手、スタッフ「全員で掴んだ勝利」。静岡県ユース選抜がU-17日本高校選抜を1-0で撃破!

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静岡県ユース選抜がU-17日本高校選抜を撃破

[3.1 静岡県ヤングサッカーフェスティバルU-17の部 静岡県ユース選抜 1-0 U-17日本高校選抜 草薙陸]

 静岡が伝統の大会で価値のある1勝! 第41回静岡県ヤングサッカーフェスティバルが1日、静岡市の草薙陸上競技場で行われ、静岡県ユース選抜とU-17日本高校選抜が対戦。静岡県ユース選抜が1-0で勝ち、2019年大会(日本高校選抜に1-0で勝利)以来、7年ぶりの白星を飾った。

静岡県ユース選抜とU-17日本高校選抜が激突

 U-17日本高校選抜は2026年シーズンの“主役候補”と言える1、2年生で構成。4-2-3-1システムのGKは大泉未来(流通経済大柏高/1年)で、DFは右SB篠崎健人(市立船橋高/2年)、CBエヒギェ翔音オサギオドゥワ(桐光学園高/2年)、CBゼイダム小田孟武(桐生一高/2年)、左SB大空星那(神村学園高/2年)の4バック。中盤は主将の小澤丈(青森山田高/2年)と星宗介(尚志高/2年)のダブルボランチ、右SH萩原慶(桐光学園高/2年)、左SH花城瑛汰(神村学園高/2年)、トップ下が瀬間飛結(前橋育英高/2年)、そして1トップを渡辺瞳也(流通経済大柏高/2年)が務めた。

U-17日本高校選抜の先発メンバー

 一方の静岡県ユース選抜は静岡県の高体連、Jリーグクラブユースの高校1、2年生によって構成。先発はGK内田康楠(清水ユース/2年)、DFは右SB岩下雄飛(東海大静岡翔洋高/2年)、CB永井大智(藤枝東高/2年)、CB礒部舜也(浜松開誠館高/2年)、左SB鈴木翔湧(浜松開誠館高/2年)の4バック、中盤は主将の杉山琥二郎(清水ユース/2年)と西岡健斗(磐田U-18/2年)のダブルボランチ、右SH古橋藍伍(浜松開誠館高/2年)、左SH松永悠輝(静岡学園高/2年)、そして奥田悠真(磐田U-18/2年)と遠藤壮大(富士市立高/2年)が2トップを組んだ。
 
 静岡県選抜は試合開始直後にいきなり奥田がミドルシュートを枠にシュートを飛ばす。これはGK大泉に阻まれたものの、前からボールを奪いに行き、敵陣で試合を進めようとする。加えて、「蹴られた後に跳ね返して拾うっていうことも想定していました」(鈴木啓史監督/三島北高))というように、DF陣が確実にロングボールを跳ね返してセカンドボールを回収。そして、左の松永の縦への仕掛けから遠藤がヘディングシュートを放つなど主導権を握った。

 静岡県選抜は「意図的に守備から取って攻撃に繋げるっていうところもあった」「(狙いとする崩しから)得点を取れそうな場面も結構作れた」(鈴木監督)。一方のU-17高校選抜は抜群の推進力を見せる星が連続でセカンドボールを回収してクロスへ持ち込んだほか、渡辺が前線で迫力のある動き。だが、前半はDFラインにミスが出たこともあってか、後ろに重くなってしまい、全体的に距離感が遠い。

 ともに技術力の高い杉山、西岡を軸とした静岡県選抜にセカンドボールを拾われ、やや押し込まれるような時間帯が増加。すると前半18分、静岡県選抜は左中間の西岡が杉山からのパスを受けると、思い切りよく右足を振り抜く。U-17高校選抜GK大泉は反応していたものの。はじき出せず、1-0となった。

前半18分、静岡県ユース選抜MF西岡健斗(磐田U-18/2年)が右足で先制ゴール

この1点が決勝点になった

 U-17高校選抜は失点後にギアが上がり、右の篠崎、左の大空が積極的な攻撃参加。右SH萩原の鋭い縦突破などで押し返したものの、前半はロングボール中心のやや単調な攻撃になってしまっていた。

 静岡県選抜は岩下、永井、礒部、鈴木の4バックが跳ね返す部分とカバーリングも含めて的確な守備対応。決定打を打たさず、逆に古橋が高い位置でボールを収め、奥田が前線で鋭い動きを見せるなど2点目を狙う。

静岡県ユース選抜のMF杉山琥二郎(清水ユース/2年、右)とU-17日本高校選抜のMF星宗介(尚志高/2年)が競り合う

静岡県ユース選抜のCB礒部舜也(浜松開誠館高/2年)が背後のスペースをカバー

 U-17高校選抜は前半33分、花城の右FKをゼイダムが頭で合わせるが、静岡県選抜はGK内田がファインセーブ。前半を1-0で折り返した。その静岡県選抜は後半開始から鈴木を左SB大橋大洋(藤枝東高/2年)と交代。U-17高校選抜も大泉とエヒギェ、瀬間をGK大泉未来(流通経済大柏高/1年)、CB大徳剛矢(流通経済大柏高/2年)、MF山本翼(大津高/2年)と入れ替える。

 U-17高校選抜は後半、山本が前線から下りてボールを引き出す形で攻撃にリズム。小澤や星もボールに触れる回数を増やす。9分には大徳がインターセプトからそのまま攻め上がり、大空の左クロスを頭で合わせる。静岡県選抜は10分に古橋とMF庵原進太(富士市立高/1年)をスイッチ。U-17高校選抜も花城に代えてDF渡部友翔(大津高/2年)を左SHとして投入する。

U-17日本高校選抜のCB大徳剛矢(流通経済大柏高/2年)がインターセプトから攻め上がる

 また、U-17高校選抜はCBゼイダムがDFラインで抜群の高さを発揮。主導権を握り返すことに成功したが、なかなかシュートで終わることができない。ゴール前で堅い守りと攻め返す力も見せる静岡県選抜は、21分に永井と松永をCB林奏汰(静岡学園高/2年)とMF川口大崇(藤枝東高/2年)へ交代。U-17高校選抜も萩原と小澤、渡辺をMF小山一絆(武南高/2年)、MF相澤伶実(履正社高/2年)、FW山下紫凰(大分鶴崎高/2年)へ3枚替えする。

U-17日本高校選抜のCBゼイダム小田孟武(桐生一高/2年)は抜群の高さを発揮

 直後にU-17高校選抜は左クロスをファーの山下が折り返し、山本が飛び込む。だが、直前で静岡県選抜DF岩下がクリア。31分にも岩下がラストパスを身体に当て、34分には篠崎の決定的なヘッドを林が頭でクリアする。

静岡県ユース選抜の右SB岩下雄飛(東海大静岡翔洋高/2年、右)がU-17高校選抜MF山本翼(大津高/2年)の決定機を阻止

 静岡県選抜は35分、GK内田と遠藤に代えてGK末高拳斗(藤枝明誠高/2年)、FW綿貫暖(藤枝明誠高/2年)を投入。交代出場組の選手たちも集中力高く守り続ける。U-17高校選抜は相澤らの切り替えの速い守備からボールを繋いでゴールに迫り、40+3分に左クロスのクリアを大空が胸トラップから左足シュート。だが、ボールは左ポストのわずかに左外へ抜け、どよめきが起こる中で試合終了を迎えた。

後半アディショナルタイム、U-17日本高校選抜左SB大空星那(神村学園高/2年)の左足ボレーはわずかにゴール左外へ

 静岡県選抜の杉山主将は「後半はちょっと相手に持たれることが多くて、自分たちのサッカーっていうのはあんまできなかったですけど、堅く守って無失点で勝てたっていうことはチームとしても良かったなと思います」と頷く。

 静岡県選抜がチームとして準備したのは前日の1日だけ。直前で複数の登録メンバー変更もった。その中で勝ち取った1勝。鈴木監督は「最後は粘って頑張ってくれたので良かった。(前半の攻撃面なども含め、)凄くいいゲームだった」と評し、スタッフも含めた全員の勝利だったことを強調する。「(スタッフが)練習もしっかりしてくれて、ミーティングとか、あと熱意とか、選手にやり切らせるところとか、本当にやってくれたんで、もう全員で掴んだ勝利でした」。チームとしての次回の活動は冬のSBSカップになる。

 鈴木監督は「(今回のヤングサッカーフェスティバルは)選手たちにとって凄くいい経験でもあったと思うんで、各チームに帰って、また切磋琢磨して伸びてもらって、成長してもらって、また次に集まった時にいいゲームできればいいかなと思います」と期待。選手たちはU-17高校選抜撃破を自信と今後の活躍に結びつける。

静岡県ユース選抜の選手たちがU-17日本高校選抜からの勝利を喜ぶ

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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