[新人戦]米子北撃破の市立沼田は準決勝敗退も中国大会で自信。1年生FW原田幸誠はスピードに乗った仕掛けで対戦相手の脅威に
[3.14 中国高校新人大会準決勝 岡山学芸館高 4-0 市立沼田高 サンフレ第一]
14日、第18回中国高等学校サッカー新人大会は準決勝を行い、岡山学芸館高 (岡山1)と市立沼田高(広島2)が対戦。FW山田琉斗(2年)の先制ゴールを皮切りに得点を重ねた岡山学芸館が4-0で勝利した。15日に行われる決勝では、立正大淞南高(島根1)と対戦する。
4点差での負けとなったが、桂大晴監督が「この子たちの経験値的には良くやったとは思います。米子北さん、学芸館さんとやらせてもらって、十分やれるというのを証明できた」と称えたように、市立沼田にとっては反省だけでなく、収穫もある試合となった。
前日の1回戦は、米子北高(鳥取)の縦に速い攻撃を我慢強く跳ね返して前半を無失点で終えると、風上に立った後半に得点を重ねて2-0で勝利。「昨日、米子北さんとやって、自信みたいなものが付いた」(桂監督)この日は、「昨日は 15分耐えたけど、今日は逆に先制パンチを決めて押し込もう。ビビらずやろう」と声を掛け、選手をピッチに送り出したという。
指揮官の言葉に背中を押され、岡山学芸館を押し込む展開となった前半に躍動したのはFW原田幸誠(1年)だった。50mを6秒3で走る快足と運動量を兼ね備えた万能型。これまでは快足を持ちながらも、中央からスペースを流れて動くのが苦手だったが、前日の米子北戦もスペースに流れてから上手く相手を外して先制点を記録するなど成長は著しい。この日も積極的にサイドのスペースを狙うと、前半3分には自陣でボールを持ったFW今岡隆盛(2年)が左前方に展開。PA左に流れた原田が中へのクロスからCKを獲得した。
9分には自陣からのクサビを受けた原田が相手を上手く引き付けて、中央にパス。フリーで走り込んだ今岡がフリーでゴールを狙ったが、シュートはGKの正面に終わり、得点とはならない。「決めきっていたら試合の流れが変わっていたかもしれない」と試合後、原田が反省を口にしたようにチャンスをモノにできずにいると、13分には岡山学芸館に右サイドを崩され、山田に先制点を献上。16分には、スローインからテンポよくパスを繋がれて、MF酒井万璃(2年)に2点目を許した。
後半は拮抗した展開が続いたが、試合終盤に岡山学芸館の交代出場MF小平壮次朗(1年)に2点を決められ、終わってみれば0-4。市立沼田の主将を務めるDF池田怜央(2年)は「前半の立ち上がり10分はイケイケだったのですが、そこからは相手と基準の差とかは出ました。ルーズボールに対する出だしの速さ、1対1の強度、スピード感が学芸館さんは本当に速かった」と口にした。
普段、広島県1部リーグを戦う市立沼田にとって、プリンスリーグ中国勢と真剣勝負ができる中国新人大会はまたとない機会だ。全国大会常連校との差を知る機会でもあり、その中でも通用する部分を知れて自信になっている。
特に10番を背負うエースFW峰蓮翔(2年)を怪我で欠く中、「自分が代わりにエースにならないといけないという意識で取り組んでいる」と話す原田は快足を披露するだけでなく、体を上手く使いポストプレーでもチームに貢献。この日はゴールが奪えず悔しさを滲ませたが、自らの名前を売る大会になっているのは間違いない。
15日に行われる3位決定戦で対戦するのは、県内のライバルである瀬戸内高(広島1)。県の新人戦決勝では先制しながら逆転負けを許しているため、リベンジにかける思いは強い。「全員で今日感じた悔しさや基準を明日の試合に発揮できたら」(池田)、「自分ができることを最大限発揮して、チームを勝たせる点を決めたい」(原田)。選手がそう声を揃えるように勝って笑顔で大会を終えるつもりだ。
(取材・文 森田将義)
14日、第18回中国高等学校サッカー新人大会は準決勝を行い、岡山学芸館高 (岡山1)と市立沼田高(広島2)が対戦。FW山田琉斗(2年)の先制ゴールを皮切りに得点を重ねた岡山学芸館が4-0で勝利した。15日に行われる決勝では、立正大淞南高(島根1)と対戦する。
4点差での負けとなったが、桂大晴監督が「この子たちの経験値的には良くやったとは思います。米子北さん、学芸館さんとやらせてもらって、十分やれるというのを証明できた」と称えたように、市立沼田にとっては反省だけでなく、収穫もある試合となった。
前日の1回戦は、米子北高(鳥取)の縦に速い攻撃を我慢強く跳ね返して前半を無失点で終えると、風上に立った後半に得点を重ねて2-0で勝利。「昨日、米子北さんとやって、自信みたいなものが付いた」(桂監督)この日は、「昨日は 15分耐えたけど、今日は逆に先制パンチを決めて押し込もう。ビビらずやろう」と声を掛け、選手をピッチに送り出したという。
指揮官の言葉に背中を押され、岡山学芸館を押し込む展開となった前半に躍動したのはFW原田幸誠(1年)だった。50mを6秒3で走る快足と運動量を兼ね備えた万能型。これまでは快足を持ちながらも、中央からスペースを流れて動くのが苦手だったが、前日の米子北戦もスペースに流れてから上手く相手を外して先制点を記録するなど成長は著しい。この日も積極的にサイドのスペースを狙うと、前半3分には自陣でボールを持ったFW今岡隆盛(2年)が左前方に展開。PA左に流れた原田が中へのクロスからCKを獲得した。
9分には自陣からのクサビを受けた原田が相手を上手く引き付けて、中央にパス。フリーで走り込んだ今岡がフリーでゴールを狙ったが、シュートはGKの正面に終わり、得点とはならない。「決めきっていたら試合の流れが変わっていたかもしれない」と試合後、原田が反省を口にしたようにチャンスをモノにできずにいると、13分には岡山学芸館に右サイドを崩され、山田に先制点を献上。16分には、スローインからテンポよくパスを繋がれて、MF酒井万璃(2年)に2点目を許した。
後半は拮抗した展開が続いたが、試合終盤に岡山学芸館の交代出場MF小平壮次朗(1年)に2点を決められ、終わってみれば0-4。市立沼田の主将を務めるDF池田怜央(2年)は「前半の立ち上がり10分はイケイケだったのですが、そこからは相手と基準の差とかは出ました。ルーズボールに対する出だしの速さ、1対1の強度、スピード感が学芸館さんは本当に速かった」と口にした。
普段、広島県1部リーグを戦う市立沼田にとって、プリンスリーグ中国勢と真剣勝負ができる中国新人大会はまたとない機会だ。全国大会常連校との差を知る機会でもあり、その中でも通用する部分を知れて自信になっている。
特に10番を背負うエースFW峰蓮翔(2年)を怪我で欠く中、「自分が代わりにエースにならないといけないという意識で取り組んでいる」と話す原田は快足を披露するだけでなく、体を上手く使いポストプレーでもチームに貢献。この日はゴールが奪えず悔しさを滲ませたが、自らの名前を売る大会になっているのは間違いない。
15日に行われる3位決定戦で対戦するのは、県内のライバルである瀬戸内高(広島1)。県の新人戦決勝では先制しながら逆転負けを許しているため、リベンジにかける思いは強い。「全員で今日感じた悔しさや基準を明日の試合に発揮できたら」(池田)、「自分ができることを最大限発揮して、チームを勝たせる点を決めたい」(原田)。選手がそう声を揃えるように勝って笑顔で大会を終えるつもりだ。
(取材・文 森田将義)



