beacon

[球蹴男児U-16]1年生から高い基準を求める神村学園が開幕白星。左SB高田海心主将「みんなで声出し合って、協力して」大きな壁も乗り越える

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

神村学園高の左SB高田海心主将(神村学園中出身)は相手の隙を突く動き。開幕戦を1-0で制した

[5.4 球蹴男児U-16 D1リーグ第1節 神村学園高 1-0 福岡大若葉高 大津運動公園球技場]

 九州地域のU-16年代において、長期のリーグ戦を通じて選手の育成及び指導者のレベルアップを図る「2026 球蹴男児U-16リーグ」のD1リーグが4日に開幕した。前回大会優勝の神村学園高(鹿児島)は福岡大若葉高(福岡)に1-0で勝利。2連覇へ白星スタートを切った。

 神村学園は2025年度にインターハイと選手権の全国2冠を達成。神村学園中出身で、1年生チーム主将の左SB高田海心は「普段同じグラウンドで見ている選手があそこのピッチに立って、堂々と戦ってという姿が格好良くて、もうほんとに憧れでした」と明かす。

 そして、「(自分たちは)これからなんで、辛いこともあると思うんですけど、そういう時にみんなで声出し合って、協力してやっていけば、後々必ずいい結果が出てくると思うんで、もう1個1個丁寧に、慎重に先に繋げていけたら」と力を込めた。

 今春、卒業した世代は結果を残すと同時にDF中野陽斗(現いわき)らが高卒1年目からJリーグの舞台で躍動。3年間の取り組みの成果を個人としても表現している。年々基準を上げて来ているチームは、今回の熊本遠征にヘッド格の柏野裕一コーチと、日本高校選抜を指導した東輝明フィジカルコーチが帯同。この段階から1年生に高い基準を求めていた。

 前方を狙わず、安易に横パス、バックパスを選択して次のプレーを難しくした選手には厳しい声。その一方、前向きなチャレンジの成功や準備、狙い所の良いプレーについては称える声がけをしていた。

 序盤からボールを保持して攻める神村学園は、ビルドアップと正確なキックに自信を持つ左SB高田が内側を取りながら攻撃参加。MF池村康晴のスペースへの飛び出しやMF永山大陽のアイディアのある動きで変化を加える。

MF池村康晴(神村学園中出身)はクレバーな動きを見せた

FW永山大陽(神村学園中出身)は巧みにDFと入れ替わるなど崩しの軸に

 そして、GK石原碧己の切り替えの速いパントキックからMF比嘉渉人が左サイドを一気に抜け出そうとするなど福大若葉にプレッシャーをかける。福大若葉も守備範囲の広いGK大坪那瑠主将を中心に対抗。中盤の攻防でも強度を発揮し、前線で存在感を放つ181cmFW神崎樹やFW伊藤凛人がボールを収めて逆襲した。

 だが、神村学園はCBウェバーカイレンのインターセプトなどで相手の前進を阻止。そして前半16分、右サイドから攻めると、池村のクロスがゴール前のFW福田翔大へ通る。福田はターンから右足シュートを左隅にねじ込み、先制点を挙げた。

180cmのCBウェバーカイレン(河原学園中)はインターセプトやヘッドの強さを発揮

 前半は相手の5バックの打開に苦戦した部分もあった。高田は「どう打開するかっていうのも試合中話していたんですけど、なかなか相手の守りを、壁を打開することできなくて。(ハーフタイムの)ミーティングで選手同士でたくさん話し合って、相手の隙とかを狙っていこうっていう感じで、後半はしっかりと修正できたので良かったかなと思います」と振り返る。

 相手の嫌なところを突く回数を増やし、1-0で勝ち切ったことを評価。ただし、福大若葉に主導権を握られる時間帯もあり、高田は「みんな試合前からある程度難しいゲームになると分かっていたんで、そこらへんは理解して、難しい状況でも全員で助け合って声を掛け合うっていうのはみんなで共通していて声は出していたと思うんですけど、やっぱり息が合わなかったりとかが結構目立って、開幕戦らしいというか、ミスがたくさん目立ったかなっていうゲームでした。失点しそうな場面もたくさんあったし、もっと点を取らないといけない」と指摘していた。

 3年間の目標は先輩たちが成し遂げた日本一。高田は「自分たちもあそこの舞台(全国決勝)に立って優勝したいっていうのが最終的な目標。それまでにこの男児があったりがあるので、まずは先を見ずに一戦一戦大事にして、球蹴男児で優勝できるようにしたい」と意気込む。昨年のU-16全国準優勝超えも目標。6日の国見高戦を比嘉の1点のみで敗れたチームは切り替え、全体で協力しながら一つ一つ積み上げていく。


(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

「ゲキサカ」ショート動画

TOP