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[NBC in 堺ユースフェス]“創英のダニ・オルモ”へ。初出場で3位、横浜創英の2年生MF松波隼太がトップ下起用に応えて計5発!

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横浜創英高のMF松波隼太(2年=クラブテアトロ出身)はニューバランスカップで5得点の活躍

[7.22 NBC in 堺ユースフェス準決勝 作陽学園高 1-1(PK11-10)横浜創英高 J-GREEN堺]

 神奈川の新興勢力、横浜創英高は「第15回 堺ユースサッカーフェスティバル in JG」でニューバランスカップ(NBC)に初出場。予選リーグで名古屋高(愛知)、筑陽学園高(福岡)、関西大北陽高(大阪)という実績のあるチームに勝利すると、決勝トーナメントでも昨年度選手権8強の興國高(大阪)と同インターハイ16強の阪南大高(大阪)を下して4強入りを果たした。

 作陽学園高(岡山)との準決勝では、右サイドのMF岡大翔(3年)が縦への仕掛けから右足を振り抜く形で先制点。だが、試合終盤にセットプレーで追いつかれ、PK戦では11人目までもつれ込む激闘の末に敗れた。

 それでも、大会関係者たちから「強い」という評価。3位決定戦でも「遠目からもゴール見えたら打つっていう意識はあった」というMF松波隼太(2年=クラブテアトロ出身)が鮮烈な右足ミドルを決めるなど、広島の名門・広島皆実高に競り勝ち、3位で大会を終えた。

 中でも宮澤崇史監督が台頭を喜んだのが、松波だ。今回のニューバランスカップは名古屋戦でハットトリックを達成するなど計5得点。3月の県1部リーグ開幕時は2年生で唯一先発していたが、慣れない左サイドでのプレーで苦戦し、Bチームに降格していた。

 だが、今大会初戦で先発起用されると、「この夏でもう1回Aに定着して、冬の選手権とかも出たいって思いがあってこの大会に臨んだ」という松波はゴールを連発。宮澤監督のトップ下起用も当たり、「(練習でも)シュートは一番上手い。他の選手も認めていると思います」(宮澤監督)と期待するMFが一気に存在価値を高めた。

 松波は特別なスピードや強さを備えた選手ではない。それでも、得点できる理由について、「ゴール前での落ち着き」を挙げる。ゴール前で落ち着いて、正確に自分が行くか、周りの選手を使うかを判断。加えて、シュート精度の高さが得点数の多さに繋がっているようだ。

 目標はスペイン代表の10番MFダニ・オルモ(バルセロナ)。チームメイトからも「似ている」と言われて意識するようになったという。DF間のポジショニングやシュートを磨き、“創英のダニ・オルモ”へ。その松波は「この勢いのまま行きたいですけど、相手に寄られた時の球際とか、フィジカル面とか、まだまだ足りないし、選手権ベスト8で(インターハイ予選で敗れている)桐光(学園)が来るんで、当たり負けしないこととか、そういうところをやらないと勝てないと思うんで、自分自身も、チームとしても、そこはもっとレベル上げて勝ちたいです」と力を込めた。

 宮澤監督は今大会の収穫について、「良いポジショニングから予測した守備の連動性、これを徹底しようっていうことでやってきたので、それはある程度前向きに捉えています」と評価する。

 インターハイ予選では桐光学園戦で前半に4失点しているだけに、宮澤監督も「まずそこを見直さなければ、選手権で勝てない」。その中、ニューバランスカップは7試合で4失点。リードして気が緩んでの失点があったことやセットプレーでの失点は反省点だが、及第点の結果となった。

 ともに1年時から活躍してきたMF鈴木快主将(3年)とFW塩澤示月(3年)が最高学年となり、岡やCB関口康介(3年)ら力のある選手たちがいる。加えて、攻撃の中心選手である塩澤の相棒として松波が急浮上。ニューバランスカップ3位も自信に個々がさらに成長を遂げ、選手権予選では目標の「神奈川一」(松波)へ向けて一つ一つ勝ち上がる。

作陽学園高戦ではMF岡大翔が先制ゴール

チームの大黒柱・MF鈴木快主将

ゴール、アシストを期待されるFW塩澤示月

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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