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「世界」を目指す舞台へ。神栖ワールドユースフットボールが生み出す「選手ファースト」の強化環境

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 日本サッカー界の将来を担うユース年代選手のサッカー競技力向上と健全な心身の育成、そして、世界の強豪選手たちと切磋琢磨して「世界」が現実的な目標になることを期待して「第3回神栖ワールドユースフットボール」が7月18日から20日まで茨城県神栖市内で開催された。

 第3回大会には初出場の名門・市立船橋高(千葉)などインターハイ出場校6チームやJクラブユースチーム、街クラブを含む計24チームが参加して切磋琢磨。決勝は前橋育英高(群馬)と桐蔭学園高(神奈川)のインターハイ出場校同士の戦いとなり、3-0で前橋育英が初優勝を飾っている。

 大会最終日、「神栖ワールドユースフットボール実行委員会」実行委員長の橘翼氏は、「初めて来たチームから『来年、ちょっと仲間に声掛けたいから紹介してもいいですか』みたいなお声掛けとかも頂きました」と明かす。

「神栖ワールドユースフットボール」は各グラウンドや宿舎の距離が近いため、期間中、移動に費やされる時間は短く、サッカーに集中できる環境。「食事が美味しかった」という選手もいた。そして、ピッチ上ではモチベーションの高い選手たちが躍動。インターハイ開幕1週間前ということもあり、何とか出番を勝ち取ろうとアピールする選手も多かった。

 また、インターハイ予選敗退チームにとっては秋冬へ向けた鍛錬の場。実行委員の北村良平氏は「やっぱりこの時期にやっている大会なので、『次の選手権やインターハイに向けてアピールの場にできたらいいね』っていうのは、最初から大会の位置づけだったので、少しずつその現実感が出てきたのかなという感じです」と微笑む。

 まだ3年目と歴史は浅いが、参加チームの「また出たい」という声や横の繋がりによって、大会は広がりを見せている。橘氏は「第1回目の時って16チームを集めるのでも精一杯だったんですけど、その段階から『力貸すよ』って言ってくれた人たちがどんどん輪を繋いで下さったお陰で、チームの輪がどんどん横に広がっていって、色々なチームに来て頂けるようになったっていうのはまずとても感謝していて、自分自身のサッカー人生で繋がった縁が、このような大会という形にできたことは凄く嬉しく思っています」と感謝していた。

「神栖ワールドユースフットボール」は神栖市観光振興課や神栖市観光協会の協力もあって2024年にスタート。育成年代のサッカー大会運営などを手掛ける株式会社Cloud9の代表取締役である北村氏は、「市役所の政策として、スポーツをインバウンドも含めて誘致したいっていうところから、たまたま縁があってお声掛け頂いて、U-18世代の大会を橘君、市役所の方も一緒にやりましょうってところからスタートしました」と説明する。

 橘氏は地元の東京都多摩地区のサッカー文化を盛り上げるための活動を続けており、現在は多摩サッカー協会理事。今回、地元の先輩であり、共通のサッカー仲間のいた北村氏とともにゼロから「神栖ワールドユースフットボール」を立ち上げた。その上でこだわったことがある。

「自分自身が高校生時代とかにこういう大会に出たかったなとか、こういう環境を経験したかったな、っていう思いを実現できる場所を作りたいっていうのがまず1つ大きな思いとしてありました。追求して、レベルが高かったり、ブランド価値が高まるような魅力のある大会を作れたら、この地域の盛り上がりにも繋げることはできるだろうなと。それは神栖市の方が求めているところにもマッチさせることができる自信がありました」

 チーム集めやグラウンド確保は大変だったというが、妥協することなく海外クラブや国内の強豪チームに声を掛けて第1回大会はマドリード選抜(スペイン)、第2回大会にはヘタフェU-18(スペイン)と江蘇省U-18(中国)の参加を実現。第1回大会で準優勝の前橋育英は同年度の選手権で日本一に輝いており、この大会から国内外でプロになった選手も出てきている。

第1回大会では、マドリード選抜が参加。前橋育英は準優勝に

第2回大会では、ヘタフェU-18が参加

「神栖ワールドユースフットボール」では出場チームをシャッフルして混成チームによる3対3のゲームなど独自のイベントにもチャレンジ。7月は欧州のシーズン開幕前という事情もあって第3回大会の海外クラブ出場は見送られたが、運営サイドは第4回大会以降の再招致を目指す考えだ。

 橘氏は現在の大会の魅力について、「レベルの高い試合が繰り広げられて、そういう場を提供できていること」「この街は人工芝のグラウンドがコンパクトに多くあって、いい環境の中で試合を提供できること」『審判もプロの方を大会側で準備していること』を挙げ、「『選手ファーストの強化の場』『他にはないような価値』を生み出したいなと思っております」と語る。

 北村氏は将来的にチーム数を32チームに拡大し、予選リーグの各グループに海外チームや大学生チームを加えるプランを明かす。「まずは継続するための基盤をしっかり作って、そこにもう少し価値をつけて、みんなが『あそこに出たいよね』っていうような大会を作っていきたいです。一気にやろうと思うと大変なんで、一歩ずつ、一歩ずつかなとは思っています」。色々なところでサポートをしてもらっているという神栖市とともに一歩一歩前進。そして、「神栖ワールドユースフットボール」で世界に触れて、変わる選手を一人でも増やす。

▼神栖ワールドユースフットボール 公式サイト
https://kamisu-worldyouth-football.com/

Sponsored by 神栖ワールドユース
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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