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[プリンスリーグ東北]SBから転向、サードチームも経験したCB野上怜玖が尚志の守りに安定感をもたらす

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尚志高CB野上怜玖(3年=FC.フェルボール愛知出身)がインターセプトする

[8.29 プリンスリーグ東北第11節 尚志高 5-0 帝京安積高 帝京安積高校サッカー場]
 
 サードチームから這い上がってきたストッパーが、プリンスリーグ東北無敗首位・尚志高の守りを安定させている。CB(センターバック)野上怜玖(3年=FC.フェルボール愛知出身)は1対1の守備やカバーリングが武器。仲村浩二監督が「落ち着いている。今、一番安定感がある」と信頼するDFだ。

 この日、「自分は身長が高くないんで、予測とか反応ってところを一番意識しています」というDFは、抜け出してくる相手の前に入ってブロック。また、相手FWの足下にボールが入った際に素早く足を出して触れるなど、決定打を打たせなかった。

 この日は前半だけで4-0と点差が開いたことに加え、イエローカードを受けたため前半のみのプレー。だが、CB中村一平(3年)らとのチャレンジ&カバーを徹底して被シュート1、無失点で45分間を終え、プリンスリーグ東北再開初戦で快勝に貢献した。

 元々ボランチで1年時の秋にサイドバック(SB)へ転向した。今シーズンもSBとしてシーズンをスタート。Aチームで先発出場を続けることはできなかったが、インターハイの1か月前からCBを務めるようになり、台頭することができたという。

 以前はサードチームにいた経験もある。だが、「(サードチームにいた頃は)自分はずっと体力がなかったんで、チームで走りもあったんですけど、タイムも全部入れるとか、練習みんなが終わった後に自主練をするとか、そういうところを1つ1つやってきました」。自分の課題と向き合って改善し、信頼も獲得した。

 現在はアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスらの予測や反応を参考にCBとして少しずつ成長。SBの際に培ったビルドアップも強みに先発に定着し、インターハイでも先発フル出場した。また、日常の取り組みからチームを引っ張る一人になっている。

 チームは決定力が課題になっているが、「(その一方で)守備も失点をしている。守備で無失点にするのは自分の仕事だと思っているので、ゴール前で身体を張るとか、そういうところはやっていかないといけない」というように、責任感を持って失点しないことにこだわっていく。そして、「プレミア(リーグ)昇格と選手権は絶対獲りたい」。台頭してきたCBが、目標達成のためにゴールを守り抜く。


(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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