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[トゥーロン国際]オウンゴールで先制点献上し2失点の零封負け、酒井は負傷交代…

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[5.23 トゥーロン国際大会GL第1戦 日本0-2トルコ イエール]

 第40回トゥーロン国際大会のグループステージ第1戦が23日に行われ、U-23日本代表はU-23トルコ代表と対戦した。0-0で前半を折り返したが、後半17分にオウンゴールで失点すると、同34分にはサイドを崩されて2失点目。0-2の零封負けを喫した。第2戦は25日に行われ、日本はオランダ代表と対戦する。

 GK権田修一、DF酒井宏樹、FW原口元気、FW宮市亮がA代表に招集されていて不在のU-23日本代表は4-2-3-1システムを採用。GK安藤駿介、最終ラインは右から吉田豊鈴木大輔濱田水輝酒井高徳が入った。ダブルボランチは山本康裕扇原貴宏。2列目は右から水沼宏太東慶悟大津祐樹が入り、1トップは大迫勇也が務めた。なお、キャプテンマークは鈴木が巻き、この日チームに合流したばかりのMF宇佐美貴史はベンチ入りを果たした。

 今大会はグループステージが中1日で行われるスケジュールのため、40分ハーフで行われた。立ち上がりは互いに決定的な場面をつくることはできず。シュートは生まれない。それでも前半10分、大迫の横パスを受けた扇原がPA手前左から左足でグラウンダーのロングシュートを放つ。日本のファーストシュートはポスト右へ外れていった。

 その後は酒井が果敢な攻撃参加で存在感をみせる。左サイドから仕掛け、中央へ折り返すが味方には合わない。大津とのパス交換でバイタルへ仕掛けたもののシュートを打てない場面が続いた。前半17分にはドリブルで仕掛けた大津がPA手前左で倒され、FKを獲得。大津が直接狙うも壁に当たった。放ったシュートはいずれも枠を捉えることができずに時間は進む。

 前半20分には相手の縦に早い攻撃からピンチを迎える。MFフェルハトにPA左からシュート性のクロスを許す。GK安藤がこぼすが山本が大きくクリアした。同23分には大迫が強気な突破からチャンスメイク。酒井のパスを受けると、PA左からドリブルで切れ込み、DFをかわして右足シュート。これはGKに弾かれた。

 その後もスコアは動かない。前半終了間際の36分には右サイド遠目の位置からのFK。水沼が蹴り込んだボールを奪われ、一転してカウンターを受ける。左サイドを駆け上がったフェルハトに酒井が対応するもかわされ、GK安藤との1対1に持ち込まれる。それでも必死に戻った吉田がシュートを阻み、ボールはポスト左へ外れた。0-0で前半を折り返した。

 互いにメンバーを変えずに後半がスタート。後半は立ち上がりからトルコが果敢に攻めかかる。後半6分には右サイドからのFK、ファーサイドでフリーのMFサリにヘディングシュートを許す。わずかにポスト左へ外れ、失点を免れた。なんとかゴールを奪いたい日本だったが後半10分、アクシデントに見舞われる。DFケマルと競り合った酒井が負傷。着地したところに相手選手が乗りかかる形となり、左足首を痛めてしまった。チームスタッフに支えられながらピッチを後にし、負傷交代。日本は酒井に代わってDF大岩一貴を投入。右SBでプレーしていた吉田が左サイドへ回り、大岩は右SBを務めた。

 しかし後半17分、セットプレーから痛恨の失点を喫してしまう。右サイドからエムレのFK、ニアサイドにDFアイクトへ飛び込まれると、最後は競り合った大岩の頭にボールは当たった。これがゴールネットへ吸い込まれ、オウンゴールで失点。0-1と1点を追う展開となってしまった。

 日本は直後に2枚目の交代カードを切る。大津に代わって、FW齋藤学をピッチへ送った。前半24分には右サイドから齋藤がドリブル突破。PA内へ切れ込んだもののシュートは打てない。流れを変えたい日本は同28分に2枚の交代カードを切る。大迫と山本に代わり、FW指宿洋史とMF高木善朗が出場した。これに伴い、4-1-4-1にシステムを変更。扇原がアンカーの位置に入り、1トップを指宿が務めた。

 選手交代をきっかけに攻勢を強めたい日本だったが、逆に2点差に広げられてしまう。後半34分、イスマイルに左サイドをドリブルで崩される。吉田が突き放され、ゴールライン際からクロスを許した。最後は走り込んでいたMFエレンに押し込まれて、0-2。ゴール前に詰めていた大岩もGK安藤も止めることはできず。2点差に広げられた。4分間のロスタイムで必死に攻めるもゴールは遠く。0-2で試合は終了し、今大会は黒星スタートとなってしまった。


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