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[総理大臣杯]PK戦勝利の専修大、筑波大撃破の駒澤大などが4強へ!

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2012年度第36回総理大臣杯全日本大学トーナメント

 大阪府内で開催中の2012年度第36回総理大臣杯全日本大学トーナメントは14日、準々決勝を行い、早稲田大(関東1)、阪南大(関西3)、専修大(関東7)、駒澤大(関東5)が14日の準決勝へ進出した。キンチョウスタジアムで開催される準決勝では専大と駒大、早大と阪南大がそれぞれ激突する。

 1月の全日本大学選手権優勝の専大は中京大(東海2)と対戦。MF長澤和輝(3年=八千代高)とMF下田北斗(3年=大清水高)、FW仲川輝人(2年=川崎F U-18)の全日本大学選抜トリオを中心にボールを支配して主導権を握ったものの、全体的に運動量が上がらず、新里亮(4年=岡崎城西高)と須崎恭平(3年=磐田ユース、前・ジュビロ磐田)の両CBを中央に堅いブロックを構築する中京大から1点を奪うことができない。0-0のまま延長戦でも決着のつかなかった試合はPK戦へ突入。中京大の3人目と4人目、専大の4人目がそれぞれ外して迎えた先攻・中京大の5人目、MF佐藤和弘(4年=磐田ユース)のシュートを専大GK福島春樹(1年=静岡学園高)が右手ワンハンドでストップして専大がPK戦を3-2で制した。

 関東2部リーグに所属する駒大がV候補の筑波大(関東2)を撃破した。試合は前半26分に全日本大学選抜MF上村岬(3年=磐田ユース)のスルーパスから全日本大学選抜FW赤崎秀平(3年=佐賀東高)が左足でゴールへ流し込み、筑波大が先制。前半シュートゼロに終わった駒大だったが後半27分、FW山本大貴(3年=ルーテル学院高)が獲得したPKをMF碓井鉄平(3年=山梨学院高)が右足で決めて同点に追いつくと、その2分後には左サイドでボールを持ったMF湯澤洋介(4年=矢板中央高)が前方が空いた隙を逃さずに右足シュートをゴール右隅へねじ込み、2-1で逆転勝ちした。

 阪南大対青山学院大(関東6)戦は前半26分、MF可児壮隆(3年=新潟ユース)が右足FKを決めて阪南大が先制。さらに28分には可児の左クロスを全日本大学選抜DF二見宏志(3年=奈良育英高)が頭で合わせて2-0へと突き放す。阪南大はさらに35分にも全日本大学選抜FW泉澤仁(3年=新潟ユース)のゴールで加点し、3-0で快勝した。

 優勝候補同士の一戦となった早大と中央大(関東4)との一戦は後半31分、MF近藤貴司(2年=三菱養和SCユース)のドリブルシュートのこぼれ球をMF近藤洋史(2年=名古屋U18)が左足で押し込み、早大が先制する。中大は早大の3本を大きく上回るシュート14本を放ちながら無得点。1点を守り切った早大が1-0で4強進出を決めた。

【準々決勝】
(7月12日)
[J-GREEN堺・メインフィールド]
専修大0-0(PK3-2)中京大

駒澤大2-1筑波大
[駒]碓井鉄平(72分=PK)、湯澤洋介(74分=補・小牧成亘)
[筑]赤崎秀平(26分=補・上村岬)

[長居第2陸上競技場]
阪南大3-0青山学院大
[阪]可児壮隆(26分)、二見宏志(28分=補・可児壮隆&成田恭輔)、泉澤仁(35分=補・奥野将平)

早稲田大1-0中央大
[早]近藤洋史(76分)

[写真]PK戦へもつれ込んだ専修大対中京大戦は中京大5人目を専大GK福島がストップして専大が4強進出

(取材・文 吉田太郎)

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【特設ページ】第36回総理大臣杯

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