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[Y☆voice196]大阪桐蔭MF白井康介「絶対に優勝を狙いますし、狙える力もある」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第196回目は大阪桐蔭高(大阪)のMF白井康介選手(3年)です。

 切れ味鋭い突破と正確なラストパスで全国高校総体で優勝候補の一角に挙げられている強豪を引っ張るアタッカー。2列目の選手ながらストライカーとしての怖さも兼ね備えたMFの武器とは?

―全国総体初戦は4ゴールで勝利
「前半はゆっくり回して後半から上げていくという感じだった。その辺は良かったけれど、点取った後に2失点してしまったので、詰めの甘いところがあったと思います」

―立ち上がりあまり良くなかったと思うが、硬さがあった訳ではない?
「それもあったと思うんですけど、自陣でミスもあったので。ただ、計画通りにいったと思います」

―白井選手自身にも硬さはなかった?
「緊張していないつもりだったんですけど、途中から息が切れてきたりして(苦笑)。(他の大会と)そんなに変わらないと思っているんですけど、自分の中で全国でプレーできたのはホンマに特別なこと」

―先制ゴールは鮮やかな一撃だった
「持った瞬間から狙っていました。得意なコースなので。あの辺はあんま考えずに身体が勝手に動く感じです」

―中盤だけどストライカーのようなプレーをする
「ゴールは常に意識して動いている。昔ずっとFWだったので」

―縦パスでアシストした4点目も走りこむ選手が見えていた?
「見えていました。トラップした時にみんな動き出してくれていたので分かっていました。あとは合わせるだけでした。自分の状況とGKの状況とか見てから撃てるんやったら撃つし、相手がいっぱいいてGKもいい位置に立っていたらその辺は変えながらやるようにしています」

―スピードもあると思うが、今の自分の武器は
「ドリブルだったりゴールです。スピードは50mより、10mとか短い距離の瞬発力系です。一瞬で置き去りにするとかそのようなプレーが特長です。相手の前に入ってしまえばもう勝ちなので。そんな感じでやっています」

―今年のチームに手ごたえもあるのでは
「もちろんあります。みんなが監督の戦術を優先して意識している。去年は我が強すぎてチームとして動けていなかった。自分の個を生かしつつ、みんなできている。とてもいいチームだと思います」

―今大会のチーム、個人としての目標は
「チームとしては絶対に優勝を狙いますし、狙える力もあると思う。あとは今日みたいな最後詰めの甘さとかなくしていければ優勝もどんどん近づいていけると思います」

―今後については?
「一番良いのはこの大会で目だってプロとかいければいい。それがダメだったら大学でもう1回チャンスを。プロを目指したいです」

―憧れの選手は
「メッシとかは結構イメージある。FWだったらラウールとか嗅覚が結構好きです」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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