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岡崎が古巣相手に開幕弾!!酒井高は失点に絡むミス…

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[8.11 ブンデスリーガ第1節 マインツ3-2シュツットガルト]

 ブンデスリーガは11日、第1節3日目を行い、今季からFW岡崎慎司の加入したマインツはホームでDF酒井高徳の所属するシュツットガルトと対戦し、3-2で競り勝った。1-1の後半20分、岡崎が古巣相手に移籍後初ゴール。開幕戦で今季初ゴールを決め、勝利に貢献した。岡崎、酒井ともに先発フル出場。前半途中からはマッチアップの形となった。

 岡崎にとって昨季まで所属した古巣との開幕戦。4-2-3-1の左MFに入り、果敢にゴールを狙った。マインツは前半14分、酒井のコントロールミスを奪ったMFニコライ・ミュラーが一気にドリブルで駆け上がると、DFベネディクト・レッカーをかわして右足でゴールに流し込んだ。

 シュツットガルトもすぐさま反撃。前半16分、右サイドのスローインからMFイブラヒマ・トラオレがMFクリスティアン・ゲントナーに当てると、リターンを受けたトラオレの折り返しにFWベダド・イビセビッチが右足で合わせ、同点ゴールを奪った。

 1-1と試合は振り出しに戻ったが、前半21分にシュツットガルトにアクシデント。DFゼルダー・タスチが負傷交代を余儀なくされ、DFコンスタンティン・ラウシュに代わった。ラウシュは左SBに入り、右SBのDFダニエル・シュバーブがCBへ。酒井が左SBから右SBに移り、昨季までのチームメイトである岡崎とマッチアップする形になった。

 マインツは前半32分、右クロスのこぼれ球を岡崎が右足ダイレクトボレー。決定的な場面だったが、シュートはGKの好セーブに阻まれ、勝ち越しゴールとはならず。前半は互いに譲らず、1-1で折り返した。

 シュツットガルトは後半11分、トラオレの左クロスにMFマルティン・ハルニクが合わせるが、GKハインツ・ミュラーがビッグセーブ。マインツも同15分、ニコライ・ミュラーのスルーパスに抜け出したFWセバスティアン・ポルターが右足で狙ったが、GKスベン・ウルライヒが鋭い反応で弾いた。

 両GKが好守を見せる中、勝ち越しゴールを決めたのが岡崎だった。後半20分、DFポスピェフが右サイドからアーリークロス。絶妙なタイミングで最終ラインの背後に飛び出した岡崎は左足の正確なトラップでボールをコントロールすると、反転しながら左足を振り抜いた。DFの股間を抜いたシュートはニアサイドを破り、ゴールネットを揺らす。マインツが2-1と再びリードした。

 11年1月から2年半に渡ってプレーした古巣相手の今季初ゴール。ブンデスリーガでの得点は、シュツットガルトでプレーしていた昨年12月1日のG・フュルト戦以来、約8か月ぶりだった。「シュツットガルトではFWとして満足できる結果を出せなかった。環境を変えてやってみたいという気持ちがあった」。昨季は25試合に出場し(うち先発は11試合)、わずか1得点。新天地でのチャレンジに踏み切った岡崎が、古巣相手にいきなり結果を残した。

 その後はシュツットガルトも反撃に出るが、後半22分、ラウシュの直接FKはGKハインツ・ミュラーが何とかかき出す。同26分にはセットプレーからクロスボールがGKの頭上を越えたが、カバーに入っていた岡崎がゴールライン上で起死回生のクリア。岡崎のファインプレーでピンチをしのいだマインツは後半33分、FWシュポ・モティングのスルーパスからニコライ・ミュラーが自身2点目となる追加点を決め、3-1と突き放した。

 粘るシュツットガルトも後半37分、FWカカウのミドルシュートをGKがファンブルしたところにハルニクが詰め、2-3。1点差に追い上げ、攻勢を強めたが、マインツも最後は体を張ってしのぎ、3-2のまま逃げ切った。


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