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内田フル出場で好クロスも…シャルケは開幕戦で3-3ドロー

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[8.11 ブンデスリーガ第1節 シャルケ3-3ハンブルガーSV]

 ブンデスリーガは11日、第1節3日目を行い、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケはホームでハンブルガーSVと対戦し、3-3で引き分けた。内田は右SBでフル出場。正確なクロスでチャンスも演出したが、開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。

 シャルケは前半2分、自陣でのインターセプトから速攻を仕掛け、MFユリアン・ドラクスラーのスルーパスに走り込んだFWクラース・ヤン・フンテラールが右足を振り抜く。前に出ていたGKの位置をよく見たミドルシュートをゴール左にねじ込み、先制点を奪った。

 ところが前半11分、ハンブルガーSVはDFヤンセンの左クロスがPA内でDFジョエル・マティプの手に当たり、ハンドでPKを獲得。これをMFラファエル・ファン・デル・ファールトが冷静にGKの逆を突き、1-1の同点に追いついた。

 アンラッキーな形で追いつかれたシャルケにさらなるアクシデントが襲う。ドラクスラーがアキレス腱付近を痛め、前半23分でMFレオン・ゴレツカとの交代を余儀なくされた。すると直後の24分、ハンブルガーSVは自陣からのロングボールに反応したDFディークマイアーが右クロス。ゴール前でフリーになったMFマクシミリアン・バイスターが頭で合わせ、2-1と逆転した。

 勢い付くハンブルガーSVは前半35分にも決定機を迎えるが、ヤンセンのシュートは内田が体を投げ出してブロック。体を張ったディフェンスでピンチをしのぐと、シャルケは前半ロスタイム、ショートコーナーからDFクリスティアン・フクスの左クロスをフンテラールがヘディングで叩き込み、2-2と試合を振り出しに戻した。

 後半立ち上がりの4分、ハンブルガーSVは右CKからファーサイドのDFゾビヒがマティプに競り勝ち、打点の高いヘディングシュート。3-2と再び勝ち越しに成功した。またも追う展開となったシャルケは後半13分、MFロマン・ノイシュテッターに代えてFWアダム・サライを投入。フンテラールとの2トップに変更して反撃に出た。

 内田、フクスの両SBも積極的に攻撃参加を仕掛け、攻勢を強めるシャルケ。後半24分には右サイドのスペースに飛び出した内田にスルーパスが通り、倒れ込みながらクロスボールを上げたが、シャライのヘディングシュートはGKレネ・アドラーの好セーブに阻まれる。それでも同27分、MFクリスティアン・クレメンスの強烈なミドルシュートをGKが前にこぼしたところにシャライが詰め、素早く押し込んだ。今季、マインツから加入した新戦力の移籍後初ゴールで3-3の同点に追いついた。

 その後も両チームが最後まで勝ち越しゴールを目指した激戦。シャルケは後半42分、フクスのFKからこぼれ球をマティプが右足で狙ったが、シュートはゴール左へ。惜しくも4点目とはならず、試合は3-3のままタイムアップを迎え、勝ち点1を分け合った。


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