beacon

白熱イタリア・ダービーは1-1ドロー、長友はフル出場

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.14 セリエA第3節 インテル1-1ユベントス]

 セリエAは14日、第3節を各地で行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでユベントスと対戦し、1-1で引き分けた。長友はこの日も左MFで先発出場。日本での代表戦を終え、イタリアに戻ったばかりだが、フル出場を果たしている。

 リーグ3戦目で早くも実現した“イタリア・ダービー”。プレシーズンでは、アメリカで行われたギネス・インターナショナル・チャンピオンズ杯の7位決定戦(PK戦の末、インテルが勝利)で対戦していたが、公式戦では今季初となった。

 序盤はインテルが積極的な姿勢を見せた。2戦連続ゴール中の長友も前半12分、こぼれ球を反転ボレーで狙うと、シュートは枠を捕える。GKジャンルイジ・ブッフォンに防がれたが、勢いを感じさせるプレーを見せた。

 だが試合の流れは徐々にユベントスに傾きだす。20分過ぎからはほぼユベントスが支配する展開が続いたが、インテルは集中したディフェンスから、時折効果的なカウンターでユベントスゴールに迫るなど、王者相手に一歩も引かない姿勢を見せた。

 後半に入っても白熱の好ゲームは続く。13分にはユベントスがカウンター。長友を吹っ飛ばして右サイドを駆け上がったFWカルロス・テベスがエリア内のフリースペースにパス。MFアルトゥーロ・ビダルが走り込みシュートを放つが、右に外れていった。

 迎えた後半28分、ついに均衡が破れる。MFリッキーアルバレスが強引に中央を持ち上がると、途中出場のFWマウロ・イカルディにスルーパス。イカルディは迷わず右足を振り抜くと、ジュゼッペ・メアッツァは大歓声に包まれた。イカルディはこれがインテル加入後初ゴール。昨季、サンプドリア時代にもユベントス戦2試合で3ゴールを決めており、キラーぶりをいかんなく発揮した。

 だが2分後の後半30分、ユベントスは左サイドをMFクワドゥオ・アサモアが強引に突破。マイナスに折り返すと、ビダルが1トラップから左足でゴール右隅に収め、あっという間に同点に追いついた。さらに畳みかけるようにユベントスは同43分、テベスが左サイドを突破すると、クロスをビダルがドンピシャで合わせる。しかしこれはGKサミール・ハンダノビッチの好セーブに阻まれた。

 試合はこのまま1-1のドローで幕を閉じた。ともに2連勝で迎えたが、今季初の勝ち点1ずつを分け合う結果となった。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
セリエA2013-14特集ページ

TOP