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香川は今季プレミア初出場も、ユナイテッドはWBAに敗れて2シーズンぶり連敗

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[9.28 プレミア・リーグ第6節 マンチェスター・U1-2WBA]

 プレミア・リーグは28日、第6節1日目を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドはホームでWBAと対戦した。香川は先発で今季プレミア・リーグ初出場を果たしたが、前半限りで交代になった。試合は後半に動き、ユナイテッドは1-2で敗れ、前節のダービーに続く敗戦で、2011-12シーズン以来となるプレミア・リーグ2連敗を喫した。

 立ち上がりからボールを保持するマンチェスター・Uは、前半16分に右サイドからMFナニがゴール前にクロスを入れる。これに先発で起用されたFWハビエル・エルナンデスが飛び込んだが、ボールにミートしきれなかった。同24分にもユナイテッドは、ナニのFKからFWウェイン・ルーニーがヘッドでゴールを狙ったが、ボールはGKにキャッチされた。

 WBAもカウンターからチャンスをつくる。前半29分に、左サイドからクロスを上げると、負傷したFWスコット・シンクレアと交代していたFWサイード・ベラヒノが合わせたが右へ外れて行った。

 前半34分には、ユナイテッドが速攻を見せる。左サイドでボールを受けた香川が、縦へと仕掛けて、ゴール前にクロスを入れる。これをMFアンデルソンがヘッドで合わせたが、クロスバーに嫌われた。同38分にも香川は、エルナンデス、アンデルソンとつながったボールを受け、自らシュートに持ち込んだがボールはGKの正面を突き、得点は挙げられなかった。

 前半をスコアレスで終えると、後半の開始と同時に、デイビッド・モイーズ監督は香川を下げて、MFアドナン・ヤヌザイを起用する。しかし、先に試合を動かしたのはWBAだった。後半10分に速攻からMFモルガン・アマルフィターノがGKダビド・デ・ヘアと1対1の局面で冷静にゴールを決めて、1点をリードした。

 しかし、ユナイテッドもすぐに反撃に出る。後半13分、左サイドでFKを得ると、ルーニーがゴール前にボールを入れる。エルナンデスが飛び込んだが、ボールに触れない。しかし、そのままシュートがゴールに決まり、試合は振り出しに戻った。この直後、ユナイテッドはエルナンデスを下げて、故障明けのFWロビン・ファン・ペルシーを起用する。

 後半16分にWBAは、セットプレーからDFヨナス・オルソンが打点の高いヘッドでゴールを狙うも、シュートはクロスバーに嫌われる。その後もアマルフィターノのFKなどでチャンスをつくるWBAは、後半22分にベラヒノがPA外から強烈なシュートを左足で叩き込み、再びリードした。

 再びリードされたユナイテッドのモイーズ監督は、アンデルソンを下げて、MFマルアン・フェライニを投入する。WBAゴールに圧力を掛けるユナイテッドは、ナニやヤヌザイの突破などでチャンスをつくるが、ゴール前で体を張って守るWBAの守備を崩し切れない。同40分には左サイドに移ったナニがゴール前に折り返したボールを、フェライニがゴールに流し込んだが、フェライニがオフサイドと判定されて、得点は認められなかった。

 時間を使いながら攻めるWBAは、終盤にビクター・アニチェベを下げて、DFディエゴ・ルガーノを起用して守備固めに入る。4分間のロスタイムもユナイテッドは攻め続けたが、得点は挙げられないまま試合は終了。ダービーに続くリーグ戦連敗に、オールド・トラフォードの観客からはブーイングも飛んだ。

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