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長友フル出場インテル今季初黒星…トッティ2発など好調ローマに完敗

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[10.6 セリエA第7節 インテル0-3ローマ]

 セリエAは5日、第7節1日目を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームで首位ローマと対戦。好調チーム同士の対戦は、3-0でローマがものにし、クラブ記録を更新する開幕7連勝を達成した。

 今季のインテルの好スタートの要因として両ワイドの長友とジョナタンが挙がる。しかし前節同様、この日もジョナタンが負傷欠場のため、長友が右MFに回り、左MFにはMFアルバロ・ペレイラが起用された。

 試合は前半18分、MFジェルビーニョの落としからFWトッティが右足を一閃。低い弾道のシュートは混戦をすり抜け、ゴール左隅に突き刺さり、ローマに先制点が生まれた。

 インテルも反撃を試みる。25分、持ち上がったMFフレディ・グアリンが“グアリン砲”を炸裂させる。だが強烈シュートも右ポストに嫌われ、同点弾とはならなかった。

 ローマは前半40分、右サイドを仕掛けたジェルビーニョがアルバロ・ペレイラに倒されPKを獲得。これをトッティが沈めてドッピエッタを達成すると、同44分にはカウンターからMFケビン・ストロートマンがドリブルで持ち上がり、右サイドを駆け上がったFWアレッサンドロ・フロレンツィにラストパス。フロレンツィは逆サイドネットにしっかり蹴り込み、前半だけで3点のリードを奪うことに成功した。

 後半開始からインテルはアルバロ・ペレイラを下げて、FWマウロ・イカルディを投入。最終ラインが4バックに変更になったため、長友は右SBにポジションを下げた。

 後半、インテルは猛攻を仕掛けた。後半21分にはDFアンドレア・ラノッキアが飛び込みゴールネットを揺らすが、キーパーチャージを取られノーゴール。同24分からはグアリンに代えてFWディエゴ・ミリートを投入。ミリートも投入直後にミドルシュートを放つなど、積極的にゴールを目指した。

 後半34分には、ローマはDFフェデリコ・バルザレッティがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。トッティを下げてDFドドを投入し対応したが、残り11分間、10人での戦いを強いられることになった。

 だがきょうのインテルに前半の3失点は重かった。最後までローマゴールを脅かすことは出来ず、今季初の無得点負け。逆に今季ここまで3失点と安定していた守備を崩されてしまった。長友も開幕から7試合連続フル出場を果たしたが、悔しい今季初黒星となってしまった。


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