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開始早々GK退場…長友フル出場インテルはトリノに土壇場で追いつかれドロー

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[10.20 セリエA第8節 トリノ3-3インテル]

 セリエAは20日、第8節を各地で行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは敵地でトリノと対戦し、3-3で引き分けた。左MFで先発した長友は開幕から8試合連続のフル出場を果たしている。

 立ち上がり早々にインテルはいきなりアクシデントに見舞われた。前半5分、ゴール前に飛び込んだFWアレッシオ・チェルチとGKサミール・ハンダノビッチが交錯。微妙な判定となったが、ハンダノビッチにレッドカードが突き付けられ、トリノにPKが与えられた。

 早々に数的不利を強いられることになったインテルは、アタッカーのマテオ・コバチッチを下げてGKフアン・パブロ・カリーソを入れる。いきなりPKでゲームに入ることになったカリーソだが、チェルチのPKを完全に読み切り、ここでの先制点は与えなかった。

 しかし序盤はトリノの時間帯が続いた。迎えた前半21分、浮き球パスで裏に抜けたMFアレクサンデル・ファルネルドが左足ダイレクトでゴール左隅に蹴り込み、トリノが先制に成功した。

 だが徐々に落ち着きを取り戻したインテルは前半アディショナルタイム、長友の仕掛けからCKを獲得。GKが前に出てパンチングで防ぎに行くが、こぼれ球をMFフレディ・グアリンがオーバーヘッドで押し込み、前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 後半に入ってもスコアは激しく動いた。まずは8分、トリノはチェルチが右サイドからカットインしてシュート。こぼれ球をFWチーロ・インモービレが押し込み、再びトリノが勝ち越しに成功する。だがインテルも直後の10分、MFサフィル・タイデルの浮き球をグアリンが落とすと、FWロドリゴ・パラシオがヘディングで押し込み、すぐさま同点に追いついた。

 点の取り合いとなったが、次の得点はインテルに入った。後半26分、途中投入のFWイシャク・ベルフォディルが右サイドを深い位置まで突破する。低いクロスを入れると、飛び込んだパラシオが押し込み、この試合初めてインテルが勝ち越しに成功。だがこのままインテルが逃げ切るかと思われた後半45分、左サイドでFKを獲得したトリノはMFニコラ・ベッローモがファーサイドに大きく蹴ると、これが直接ゴール右隅に吸い込まれ、トリノが土壇場でドローに持ち込んだ。


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