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内田フル出場のシャルケ、ルールダービーは3失点完敗

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[10.26 ブンデスリーガ第10節 シャルケ1-3ドルトムント]

 ブンデスリーガは26日、第10節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでドルトムントと対戦し、1-3で敗れた。伝統のルールダービー。昨季は2戦2勝だったシャルケだが、ホームで3失点の完敗を喫した。

 キックオフ直前にドルトムントのサポーター席から発煙筒がピッチに投げ込まれ、試合開始が遅れたルールダービーは黄色と黒のドルトムントが敵地で先制した。前半14分、MFマルコ・ロイスがMFヘンリク・ムヒタリアンとのワンツーでPA内右に抜け出し、ゴール前にクロス。ここにMFピエール・エメリク・オーバメヤンが滑り込みながらスライディングシュートで押し込んだ。

 ホームで負けられないシャルケは前半30分、PA内でDFクリスティアン・フクスがDFネベン・スボティッチに倒されたとしてPKを獲得。同点に追いつく絶好のチャンスだったが、09年にドルトムントでプレー経験もあるMFケビン・プリンス・ボアテングのキックはGKロマン・バイデンフェラーのビッグセーブに阻まれた。

 1-1の同点で折り返した後半6分、ドルトムントはカウンターからムヒタリアンの横パスを受けたMFヌリ・サヒンがPA手前から左足を一閃。鮮やかなミドルシュートをゴール右上隅に突き刺し、2-0とリードを広げた。

 2点ビハインドとなったシャルケは後半16分、フクスに代えて18歳のMFマックス・マイヤーを投入。すると直後の17分、縦パスを受けたマイヤーが鮮やかな個人技でスボティッチをかわし、PA内に進入。こぼれ球を狙ったFWアダム・サライのシュートがGKに弾かれたところをマイヤーが左足で流し込み、1点を返した。

 ところが後半29分、ドルトムントは自陣からカウンターを仕掛け、ムヒタリアンがドリブルで駆け上がる。内田も懸命なスライディングタックルを見せたが、わずかに届かず。ムヒタリアンの独走にシャルケ守備陣は引き付けられ、最後はフリーのMFヤクブ・ブラスチコフスキにラストパスが通り、決定的な3点目を決められた。

 3-1でルールダービーを制したドルトムントは2連勝で勝ち点を25に伸ばし、首位バイエルンを勝ち点1差で追っている。


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