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長友フル出場インテル4発快勝で4戦ぶり白星

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[10.26 セリエA第9節 インテル4-2ベローナ]

 セリエAは26日、第3節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでベローナと対戦し、4-2で勝利。第5節のフィオレンティーナ戦以来、4戦ぶりの白星を挙げた。長友はこの日も左MFで先発。9試合連続のフル出場を果たし、勝利に貢献している。

 インテルはここ3試合、2分1敗と苦戦中。特にここ2戦は連続で3失点を喫するなど守備にほころびが出始めている。今節の相手は4位と好スタートを切ったベローナ。正GKのサミール・ハンダノビッチを出場停止で欠くインテルにとっては難しいゲームになることが予想された。

 だが試合は序盤からインテルがゴールショーを見せることになる。まずは前半10分、左サイドからのCKをMFジョナタンが右足ダイレクトで合わせる。シュートは枠を捕えていなかったが、相手DFに当たりコースが変わると、ゴール方向に上手く飛び、インテルに先制点が生まれた。このゴールは試合中にオウンゴールに訂正された。さらに同12分、今度は右サイドからのCKの流れからMFフレディ・グアリンがシュート。DFがクリアするもFWロドリゴ・パラシオに当たるラッキーなゴールでリードが広がった。

 前半32分にはベローナもFWマルティーニョがゴールネットを揺らし1点を返すが、この日のインテルにとってはプレッシャーにはならなかった。迎えた同38分、エリア内左でパスを受けた長友がドリブルで中に切り込みシュート。これは惜しくも右ポストに嫌われたが、跳ね返りをパラシオ、MFエステバン・カンビアッソとつなぎ、ゴールに押し込んだ。

 後半に入っても攻勢を続けたインテルは11分、右サイドからのCKをニアに走り込んだパラシオが合わせる。GKに弾かれるが、詰めたDFロランドが押し込み追加点を奪った。ロランドは今夏の移籍でポルトからレンタル加入。昨年1月にもナポリにレンタル移籍し、セリエA入りをしていたが、このゴールがセリエA初ゴールになった。

 しかし好調ベローナもこのまますんなりとは敗れない。1点目同様、FWルカ・トニのポストプレーから走り込んだDFロムロがワントラップで長友をかわしゴール右隅に蹴り込む。だが反撃もここまで。ホームでは4連勝のベローナも、苦手の敵地戦をまたも落とし、今季3敗目を喫している。

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