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[CL]ドルトムントがナポリに3発快勝、決勝トーナメントへ望みつなぐ

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[11.26 欧州CLグループリーグ第5節 ドルトムント3-1ナポリ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は26日、各地でグループリーグ第5節1日目を行った。大混戦のF組では、ドルトムント(ドイツ)がホームでナポリ(イタリア)に3-1で勝利。勝ち点を9に伸ばしてナポリと並び、直接対決の成績で2位に浮上した。

 引き分け以上でグループリーグ突破が決まるナポリに対し、引き分け以下なら敗退が決まる可能性もあった崖っ縁のドルトムントがホームで底力を発揮した。前半10分、FWロベルト・レバンドフスキの獲得したPKをMFマルコ・ロイスが決めて先制。ナポリも同29分にFWホセ・カジェホンのシュートがポストを直撃するなど激しい展開となった。

 ドルトムントは後半8分、カウンターからMFヘンリク・ムヒタリアンがドリブルで持ち上がり、MFヤクブ・ブラスチコフスキにつないで最後はロイスが左足で狙ったが、わずかにゴール右へ。同13分にもカウンターから決定機をつくり、ムヒタリアンがGKと1対1の絶好機を迎えたが、GKの好セーブに阻まれた。

 それでも後半17分、ロイスがレワンドフスキとのワンツーで左サイドを突破。折り返しに走り込んだブラスチコフスキが冷静に右足でGKの股間を抜き、待望の追加点を奪う。ナポリも同26分、MFセバスティアン・ケールのパスミスを奪うと、FWゴンサロ・イグアインのスルーパスに抜け出した途中出場のFWロレンツォ・インシーニェが左足で流し込み、1点を返した。

 2-1と1点差に追い上げられたドルトムントだが、後半33分、FWピエール・エメリク・オーバメンが高い位置でボールをカット。こぼれ球を拾ったレワンドフスキがドリブルで運び、ラストパスに走り込んだオーバメヤンが右足でゴールネットを揺らした。3-1。勝利を決定づけ、勝ち点3をもぎ取った。

 この結果、F組はアーセナルが勝ち点12で首位をキープ。勝ち点9でドルトムントとナポリが並んだ。ドルトムントは12月11日の最終節で敵地に乗り込み、勝ち点0のマルセイユ(フランス)と対戦。最終的に3チームが勝ち点12で並ぶ可能性もあるが、その場合も3チームの直接対決の成績で他の2チームを上回るドルトムントは優位な状況で、最終節に勝てばグループリーグ突破が決まる。引き分け以下の場合も、ナポリ対アーセナルの結果次第では2位以内に入る可能性がある。


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