[12.1 ベルギーリーグ第17節 リールス0-5スタンダール・リエージュ]

　ベルギーリーグは1日、第17節2日目を行い、GK川島永嗣の所属するスタンダール・リエージュは敵地でリールスと対戦し、5-0で勝利した。12年7月まで在籍した古巣との対決となった川島は、後半23分にPKを止めるなど勝利に大きく貢献した。FW小野裕二は左膝負傷のため欠場している。

　スタンダールは前半11分、ゴール正面左寄りでボールを受けたDFイェレ・ファン・ダンメが迷わず左足を振り抜いたが、クロスバー上に外れた。さらに同15分には、MFポール・ジョゼ・ムポクが左サイドから前線にロングボールを入れ、ゴール前に走り込んだFWミシ・バチュアイーが右足ダイレクトシュートでGKの頭上を突き、先制のゴールネットを揺らした。

　先制したスタンダールは後半5分、DFディノ・アルスラナギッチの縦パスに反応したバチュアイーがPA内右から反転し、中央に切れ込んで左足でゴール右隅に決めて、2-0。バチュアイーのこの試合2点目でリードを広げた。

　しかし、後半23分にはファン・ダンメがPA内で相手を倒してしまい、PKを献上。このピンチを川島が横っ飛びセーブで弾き出し、失点を免れた。川島の好セーブに応えたい攻撃陣は、同28分に高い位置でボールを奪い、バチュアイーのパスをPA内で受けたMFウィリアム・バンケールが左足シュートを決め、3-0で試合を決めた。

　攻撃の手を緩めないスタンダールは、後半39分にMFムヤンギ・ビアのスルーパスに抜け出したFWイゴール・デ・カマルゴがGKの股間を抜くシュートを決めて、加点。さらに同41分にショートコーナーの流れからムポクが左足シュートを決めて、5-0とした。

　終了間際の後半43分にはバンケールがこの日2枚目の警告で退場となったが、最後まで川島を中心に守り抜いたスタンダールが5-0で大勝。7試合負けなし(3勝4分)で2連勝を飾り、首位をキープした。

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