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アーセナルとエバートンは互いに譲らずドロー。宮市はベンチ外

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[12.8 プレミアリーグ第15節 アーセナル1-1エバートン]

 プレミアリーグは8日、第15節を各地で行い、日本代表FW宮市亮の所属するアーセナルは、ホームでエバートンと対戦し、1-1で引き分けて連勝は3でストップ。宮市はベンチ外だった。

 序盤からボールを保持したのは、アウェーのエバートンだった。前半22分にはFWケビン・ミララスが、同25分にもMFシェイマス・コールマンが、フィニッシュを放ったが、いずれも枠を捉えることはできない。

 なかなかボールを回せないアーセナルだったが、素早い攻撃を見せて、チャンスをつくりだす。前半27分には右サイドを抜け出したMFサンティ・カソルラが、ゴール前に速いボールを入れる。そこに左SBキーラン・ギブスが飛び込んだが、わずかに合わない。

 前半終了間際にもアタッキングサードで細かいパス回しを見せたアーセナルは、FWオリビエ・ジルが立て続けに最終ラインの裏を取る。しかし、いずれの場面でも判断の良い飛び出しを見せたGKティム・ハワードにブロックされて、シュートを打たせてもらえない。結局、0-0のまま前半を終了した。

 前半を終えて38%のボール保持率だったアーセナルだったが。後半は立ち上がり、様々な攻撃のバリエーションを見せて、エバートンゴールに迫る。まずは後半4分、ギブスがミドルシュートを放つが、ボールはゴール左へ逸れる。同5分には右サイドからのクロスをMFジャック・ウィルシャーが1タッチで折り返すと、飛び込んだサンティ・カソルラがヘッドで合わせたが、GKハワードに阻まれる。同11分には左サイドからのクロスをウィルシャーがボレーで捉えたが、これもGKハワードに防がれた。

 少しずつエバートンが盛り返してくると、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、大胆な選手交代に踏み切る。サンティ・カソルラ、ウィルシャー、ラムジーを一度に下げて、FWテオ・ウォルコット、マシュー・フラミニ、トマシュ・ロシツキの3人を同時にピッチに投入した。26分にはエバートンも、MFスティーブン・ピーナールをベンチに下げ、MFレオン・オズマンを起用した。

 選手交代後、先にチャンスをつくったのはアーセナル。27分にフラミニが右足でシュートを打つが、ボールはゴール右に外れていく。エバートンも後半33分、FWロメル・ルカクのポストプレーを生かしてボールを前に運び、最後はミララスがシュートしたが、右に外れて行った。

 ようやく試合が動いたのは、後半35分だった。ロシツキーが左サイドからPA内にボールを入れると、ウォルコットがヘッドで折り返す。中央でジルがつぶれた背後に走り込んでいたエジルが右足でシュートをゴールに決めて、アーセナルが先制した。

 しかし、エバートンも譲らない。後半40分に左サイドからのクロスがPAに入ると、失点の直前に投入されていたMFジェラール・デウロフェウがボールを受ける。縦に仕掛けたデウロフェウは、ギブスを縦に揺さぶって抜き切る前に右足でシュート。これがゴールに決まり、試合を振り出しに戻した。勢いの出たエバートンは、43分にもルカクがチャンスを得るが、GKボイチェフ・シュチェスニの壁を破れない。ロスタイムにもルカクは高い位置でボールを奪い、左足のシュートに持ち込んだが、ボールはクロスバーを越えて行った。ロスタイム4分にはアーセナルもジルがPA外から強烈なシュートを放ったが、右ポストを叩く。結局、両者譲らぬまま、1-1で試合は終了し、勝ち点1を分け合っている。

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