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[CL]アーセナル撃破も1点及ばず…勝ち点12を重ねながらもナポリはELへ

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[12.11 欧州CLグループリーグ第6節 ナポリ2-0アーセナル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は11日、各地でグループリーグ第6節2日目を行い、FW宮市亮の所属するアーセナル(イングランド)は、アウェーでナポリ(イタリア)と対戦した。前半主導権を握ったアーセナルだったが、得点を挙げることができず。後半28分には、ナポリに先制点を許す。さらにMFミケル・アルテタが2度目のイエローカードを受けて退場となる厳しい展開に。後半ロスタイムに2点目を決められたアーセナルだったが、勝ち点12で並んだドルトムント、アーセナル、ナポリの当該3チーム間の対戦成績により、2位でのグループ突破を決めた。一方、ナポリは1点差でアーセナルに及ばず、3位でELに回ることとなった。

 立ち上がりにチャンスをつくったのは、この試合、引き分け以上でグループ首位突破が決まるアウェーのアーセナルだった。前半23分には流れるようなパスワークから、最後はPA内でFWオリビエ・ジルーがシュート。しかし、これはGKに阻まれる。

 3-0で勝利すれば、逆転でグループ突破を確定できるナポリも、30分過ぎからチャンスをつくる。31分にはMFホセ・カジェホンがミドルシュートを放つが、クロスバーを越える。前半終了間際には、FWゴンサロ・イグアインがアーセナルGKボイチェフ・シュチェスニーにプレッシャーを掛けて、キックをブロックする。ボールはゴール方向に転がったが、惜しくも逸れて行き、前半をスコアレスで折り返す。

 後半に入ると、勝たなければならないナポリは攻勢に出る。後半14分にはDFパブロ・アルメロがゴールに迫るが、シュートはGKの正面を突く。それでも同28分、左サイドからアルメロが折り返したボールを、イグアインがカジェホンに落とす。カジェホンがリターンパスを送ると、これを受けたイグアインが反転してDFをかわして、ゴールネットを揺らした。

 さらに2失点しない限り、グループ突破を決められるアーセナルは、無理に攻撃に出ることはしない。しかし、後半31分にはアルテタがカジェホンを倒し、この日2度目のイエローカードを提示され、退場となってしまう。

 数的優位を得たナポリは攻勢を強めたが、なかなかゴールを割ることができない。それでも、後半ロスタイムにはカジェホンがループシュートをアーセナルゴールに決めて、2-0とリードを広げた。この直後に試合は終了。ホームゲーム全勝、勝ち点を12まで伸ばしたナポリだったが、同時刻に開催された試合でドルトムントがマルセイユを2-1で下したため、グループ3位で欧州CL敗退となってしまった。

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