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パラシオ弾でインテルがダービー制す…長友はキャプテンマーク巻いてプレー

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[12.22 セリエA第17節 インテル1-0ミラン]

 セリエAは22日、第17節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはミランとミラノダービーを行い、1-0で勝利した。攻守に存在感を示した長友はは2試合連続のフル出場を果たしている。

 1月に本田圭佑が加入することで注目を集めるミラノダービーだが、今季の第1戦は加入前のこの時期に行われた。

 お互い波に乗り切れない戦いが続くが、ダービーはさすがの盛り上がりを見せた。長友も攻守に奮闘。前半24分にはMFサフィル・タイデルのクロスにファーサイドから走り込んだ長友が頭で合わせる。これはジャストミートしきれず枠内に飛ぶことはなかったが、前節のゴールと同じようなシーンを作り出し、チャンスを演出した。

 スコアレスで折り返した後半も8分、FWマリオ・バロテッリのシュートをGKサミール・ハンダノビッチが弾くと、長友がきっちり詰めてピンチを防ぐ。16分、34分には中に切り込みミドルシュートを放つなど、集中したプレーで攻守に存在感を示した。

 後半37分にはMFエステバン・カンビアッソがベンチに退く際にキャプテンマークを長友に託す。残り時間、長友は左腕にキャプテンマークをしっかり巻き、インテルのゲームキャプテンとしてプレーした。

 試合は後半40分、ついに動きを見せた。右サイドからMFフレディ・グアリンがグラウンダークロスを入れる。これをFWロドリゴ・パラシオが右足ヒールで流し込み、インテルがついに先制に成功した。

 試合はこのまま1-0で終了。インテルは11月9日のリボルノ戦以来、リーグ戦では5試合ぶりの白星。対するミランは3試合連続で勝利なし。今季6敗目を喫した。

 リーグ戦のミラノダービーは次戦は5月4日に予定されている。しかし1月9日に行うコッパ・イタリアの5回戦を勝ち上がれば、同月22日の準々決勝で両チームは対戦。イタリア伝統のライバルマッチで早くも日本人対決が行われる可能性がある。

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