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清武、同点弾の起点に 細貝との日本人対決制し今季初の連勝

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[2.2 ブンデスリーガ第19節 ヘルタ・ベルリン1-3ニュルンベルク]

 ブンデスリーガは2日、第19節3日目を行い、MF清武弘嗣の所属するニュルンベルクは敵地でMF細貝萌の所属するヘルタ・ベルリンと対戦し、3-1で逆転勝ちした。清武、細貝はともに先発出場。ニュルンベルクのMF長谷部誠は右膝外側半月板損傷のため欠場している。

 細貝が中盤のアンカー、清武がトップ下で先発し、日本人同士がマッチアップした一戦。ヘルタは前半4分、MFロニーの左CKにFWアドリアン・ラモスが頭で合わせ、得点ランキング単独トップとなる今季12点目を決めた。

 幸先よく先制したヘルタだが、ニュルンベルクも前半20分、右クロスのセカンドボールを逆サイドの清武がワンタッチでゴール前に折り返すと、DFのクリアミスを拾ったMFマルクス・フォイルナーが右足ミドルをゴール左隅にねじ込み、1-1の同点に追いついた。

 ヘルタが試合の主導権を握りながら、ニュルンベルクも少ないチャンスを生かし、試合は同点のまま後半に入る。後半もホームのヘルタが優勢に試合を運んでいたが、またしても一瞬の隙を突かれた。ニュルンベルクは後半23分、カウンターからスルーパスに抜け出したFWダニエル・ギンチェクがシュート。左ポストに当たった跳ね返りをMFヨシップ・ドルミッチが押し込んだ。

 1点を追う展開となったヘルタは後半32分、細貝に代えてFWサンドロ・ワーグナーを投入。一方、逃げ切り体勢に入ったニュルンベルクも同37分に清武をベンチに下げた。

 ヘルタは後半43分、相手GKのクリアしたボールをロニーがPA外からロングシュート。これをゴールライン上のDFオンドジェイ・ペトラクが手で弾いてクリアした。こぼれ球をラモスが押し込み、ゴールネットを揺らすが、主審はその前にペトラクのハンドを取り、レッドカードを提示したうえでPKを指示。ところが、直後に副審が主審にアピールし、ロニーのシュートの時点でラモスがオフサイドポジションにいたとして、レッドカードもPKも取り消され、ニュルンベルクの間接FKでゲームは再開となった。

 オフサイドポジションにいたロニーがプレーに関与したのはハンドの反則が起きたあと。ペトラクは退場となり、ヘルタにPKが与えられるべきシーンに見えたが、ヘルタの選手の猛抗議にも判定は変わらず。逆に後半アディショナルタイムにPKを与えてしまい、ドルミッチがダメ押しゴール。3-1としたニュルンベルクは、今季初勝利を挙げた前節のホッフェンハイム戦(4-0)に続いて今季初の2連勝を飾った。順位も17位から15位に上げ、降格圏を脱出。一方のヘルタは後味の悪い結末で後半戦2連敗となった。


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