beacon

[Y☆voice187]尚志DF佐藤翔太郎「『THE CHANCE』で海外に行くことができたら」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 高校サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第187回は尚志(福島)の11年U-16日本代表DF佐藤翔太郎選手(2年)です。

 中学時代から年代別代表候補に選出され、東北地方屈指の強豪・尚志では1年から全国舞台を経験した佐藤選手。全国高校総体を控える注目DFはきょう30日、世界規模のスカウトプロジェクト「THE CHANCE」(セミファイナル 東北ラウンド)に参加します。大きな2つの挑戦を控えた佐藤選手の意気込みとは?(取材日:6月29日)

―「THE CHANCE」への挑戦が目前に迫っている
「セレクションというのは、なかなか経験がないので少し緊張しています」

―それは、日の丸を背負った経歴を持つ佐藤選手でも?
「今の実力が上手い人というのは何人もいると思うので、その中で負けないように。せっかくのチャンスを頂けたので、少しでも上に行ける様に頑張りたいです」

―自分でも思い描いているものがあると思うが?
「セミファイナルを合格して、ジャパンファイナルも厳しいものになると思いますけれど、海外に行くことができたらなと思っています」

―チームメートもライバルになる
「それも勝負の世界。先輩もいるんですけど、そこに負けないようにしっかりとやっていきたいです」

―どのようなアピールを?
「個人的にはDFなので球際の強さだったりだとか、1対1の対人の強さが武器なので、そういうところを見せられたらなと思います」

―代表経験者でもあるし、プレッシャーも感じていると思うが?
「そういう部分は感じます。でも、高校入ってから大きい舞台に立てていないので、挑戦者という気持ちで頑張りたいと思います」

―佐藤選手にとって世界とは
「世界(の同年代の選手)はサッカーに対する気持ちというのが本当に死に物狂いというか、サッカーを仕事にするんだという気持ち、懸ける気持ちが強いという印象です」

―グアルディオラ監督のメッセージを見て感じたことは
「ああいう映像を見て、凄いものにチャレンジするんだなと感じました」

―海外サッカーの憧れは
「スペインサッカーは好きでユーロもなるべく見ていました。なかなか寮では時間も遅いので全部は見ていなかったですけど」

―どこで誰が見ているか分からないというのは「THE CHANCE」からのメッセージ。公式戦への意識も変わった?
「高校でやってきて、こういう機会をもらえて、気持ちの面でも変えていけたらと思います」

―総体について、予選で満足のいくプレーはできた?
「県予選は個人的にいいものにならなかったというか、満足できるものにならなかった部分がある。インハイでは自分のプレーをしっかりして、昨年のベスト8以上の成績を残したいと思います」

―去年も全国を経験しているが、その時感じた課題とは?
「スピードで負けているという感じはあまりしなかったんですけど、判断力であったり経験がまだまだ足りないなと感じました」

―それを修正した手ごたえは
「(尚志の)グラウンドも人工芝になって、以前よりはしっかりと技術も周りを見ながらできるようになった。そういうところも含めてどの技術も一つひとつレベルアップしていきたい」

―インターハイの目標を
「目標は全国制覇です」

―将来の目標についても教えてください
「高校卒業と同時にプロにいけたら一番いいですけど、それは高3になった時に分かってくる。いけなくても大学にいきながらまたプロを目指していきたい」

―憧れの選手は
「同じポジションで言えば、プジョル選手とか。気迫こもったプレースタイルで強さもあるからです」

(取材・文 吉田太郎)

▽関連リンク
連載:「Youth star voice」

TOP