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[Y☆voice229]武南MF鈴木裕也「新人戦の悔しさをバネに」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第229回目は昨年の全国高校総体準優勝の武南(埼玉)MF鈴木裕也選手(2年)です。高校総体では2年生ながら中盤の核のひとりとして活躍し、大会優秀選手に選出。新チームでは名将・大山照人監督がより成長を期待して10番に指名したという司令塔兼主将の13年シーズンの目標とは?(取材日:2月9日)

―新人戦は西武台に1-2で敗戦。試合を振り返って
「悔しいです。もっとパスをつないで、自分たちのサッカーをしたかったんですけど、後半の最後の方は足が止まってしまった。去年もここで負けちゃったんで、今年は優勝を目指していたんですけど、もっと自分が頑張れたかなと。もっと点にも絡めたら勝てたかなと責任を感じています」

―個人的にはどのようなプレーをしようと?
「声を出して、ゲームコントロールをしようと思っていたし、チームの雰囲気を上げたりもしたかった。もっともっとやらないといけない。プリンスリーグも始まるし、インターハイは新人戦の悔しさをバネにして練習からやっていく」

―対戦相手の西武台はどの点が良かった?
「裏への抜け出しとか、前への推進力があった。パスをつなぐことは自分たちの方ができたと思うんですけど、決定力とかそういうところで、負けてしまった」

―今年はインターハイの準Vメンバーが多く残る
「去年は3年生に頼っている部分がまだあったので、そこの穴がまだ大きい。でも、これから去年出ていたメンバーを中心に、経験も結構あるので、そこを土台にして飛躍出来ればいいと思います。でも、もっと努力しないといけない」

―テクニカルな選手が揃ってレベルは高い
「技術はこのチームには十分にあると思うんですけど、去年よりもハートが弱い人が多い。そこの部分が直ってきたら、もっと上に行けると思う」

―去年は選手権に出場することができなかったが、勝ち抜くために必要な点は
「去年はまとまりがあったんですよ、凄く。チームとして仲良くて、先輩後輩あまりなくて、楽しくできた。あと、自分たちは練習するしかないです」

―自分の武器について
「身体の強さは自信を持っているのと、あとボールを失う回数の少なさ。今年は点を取れるように。そして点に絡むプレーを増やしたい」

―今年は10番、主将と、責任を与えられている。どのような1年に
「選手権を最終目標に持って、その中でインターハイに出て経験したり、プリンス(リーグ)とかでも成長して、一つひとつの試合を無駄にしないで、日々努力努力していきたい」

―去年はディフェンシブなイメージがあったが、理想像は
「海外だとイニエスタ選手とか、日本だと遠藤(保仁)選手とかですね。攻撃ではそこが目標。今はしっかり守備をした上で攻撃をしたい。守備中心で両方できる選手になりたいです」

(取材・文 吉田太郎)

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