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[MOM830]瀬戸内MF佐藤良輔(1年)_関東から広島で勝負する実力派MF

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.24 NIKE LIGA NOVA U-16第8節 瀬戸内6-1広島観音 島根県立浜山公園球技場]

 関東から広島の新鋭・瀬戸内へ進学した第1期生が、県内のライバル・広島観音からの大勝をもたらした。現在、全国高校総体広島県予選4連覇中の瀬戸内MF佐藤良輔(1年)は東京の帝京FC出身。「中盤でタメをつくって、相手のバイタルエリアでは1タッチ、2タッチで崩そうと思っていた。あと、スペースにボールを入れることで相手のディフェンスラインと中盤を間延びさせようと思っていた」というMFはこの日、1ボランチとしてパスの出し手、また守備面でもフィルター役として中盤を支え続けた。

「守備でコミュニケーション不足があっていい守備をすることができなかった」と反省していたが、「攻撃の面ではバイタルを崩せたと思います」と6-1での快勝に納得の表情。「落ち着いてサイドに捌いたり、いいパスを出せるようになりたい」というMFは憧れの日本代表MF遠藤保仁のようにチームを落ち着かせつつ、決定的な役割もする選手を目指す。

 これまで主に広島県内の選手でメンバー構成されてきた瀬戸内はチーム強化と競争力向上を狙って中国地域外の選手を受け入れるようになった。その第1期生に当たるのが、佐藤だ。「体験で来た時に先輩の振る舞いとかチームの雰囲気が良くて、コーチもどこよりも熱心だった」と進路を決断。地元から遠く離れた広島で勝負している。長身で技術と運動量も備えた実力派。迷うことなく練習に励み、選手権で地元に成長した姿を披露する。

(取材・文 吉田太郎)

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