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[MOM831]作陽DF太田真葵(1年)_課題修正、自信の無失点勝利

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.25 NIKE LIGA NOVA U-16第9節 広島皆実0-2作陽 鳥取東郷公園多目的広場]

「きょうは相手のロングボールをディフェンスラインで跳ね返すことをやらなければいけなかった。役割はできたと思います」。作陽のCB太田真葵(1年)は強豪対決を無失点で終え、納得の表情を見せていた。広島皆実は連係良くボールを動かし、最後までボールを運んでいたが、クロスを太田ら作陽守備陣に跳ね返されて得点することができない。また太田は相手のショートカウンターから迎えた1対1を一発でストップした場面もあった。作陽の三好達也コーチは「これまで足先で行ってしまっていたけれど、きょうは身体でしっかりといけていた」と厳しい守りを90分間貫いた背番号3を讃えていた。

 一週間前の関東遠征では自身のミスが失点につながるシーンがあった。また相手のロングボールを十分に弾くことができずにセカンドボールを拾われてチーム全体が押し込まれた。「きょうはクリアをはっきりすることを意識した。ミスしたらいけないと意識してやりました」。この一週間で修正して自信となる無失点勝利を成し遂げた。

 身長は現在179cm。まだ身長は伸びており、左足のキックが相手の背後を襲う。この日、自信となる白星を挙げたCBは「周りを動かせる選手になりたい。自分のことに集中してしまうことがあるけれど、周りを動かしたり、鼓舞することができる選手になる。理想は相手ボールを全て跳ね返して縦パスをしっかりと入れられる選手。満足せずに頑張っていきたい」と今後の飛躍を誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)

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