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[MOM852]京都府MF沼大希(京都U-18 1年)_キャプテンが「狙っていた」ハット締め

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.3 国体少年男子3位決定戦 京都府8-1福島県 朝日]

 5日連続で試合を消化していた京都府のイレブンたちの疲労はピークに達していた。誰もが重要だと考えた先制点。それが試合序盤に生まれたことで試合の流れを一気に引き寄せることに成功した。

 前半11分、MF山本蓮(1年=久御山高)からのスルーパスを受けたMF沼大希は冷静にGKの位置を見極め、ゴール左隅に流し込んだ。さらに直前に1点を返されて迎えた後半5分にさらに突き離す得点を決めると、同11分にはDF荻野広大(1年=京都U-18)の折り返しを押し込みハットトリックを達成した。

「(個人的に)4試合何も出来ていなかったと思います。やっと決めることが出来ました。後半、(全員を出すということで)交代するのは分かっていたので、2点目が入った時にハットトリックを狙ってました。うれしかったです」

 キャプテンとして引っ張ったチームは、国体3位という結果を残した。試合後は「優勝したかった」と本音をポロリと漏らしたが、「最後笑って帰れるのでよかった」とチームの残した結果には誇りを見せていた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 児玉幸洋)
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