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[選手権予選]ユース取材ライター陣が推薦する「選手権予選注目の11傑」vol.5

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第92回全国高校サッカー選手権
特集企画
ユース取材ライター陣が推薦する「選手権予選注目の11傑」

 この1年取材させてもらった試合の印象度によって、1チーム1人で選出させてもらいました。ピックアップできなかったタレントはまだまだいますし、今回の予選で未知の選手たちが大暴れしてくれることも期待しています。もちろん、ケガ上がりで全国総体は本人も全く納得していなかったFW宮市剛(愛知・中京大中京、湘南内定)や、同じく全国総体で不完全燃焼だったもののドリブルで観衆を沸かせることのできる高速MF平岡翼(岡山・作陽)、2年連続高校選抜の万能型DF磐瀬剛(千葉・市立船橋、京都内定)…J入りする選手やプロ入りが決定的になっている選手の予選もやはり注目です。(編集部・吉田)

GK田中雄大(青森・青森山田3年)
「緊急出場となった昨年度選手権では過緊張の感があったが、PK戦でビッグセーブを連発。そこから自信をつけ名門の絶対守護神、U-18代表候補へと成長したGK」

DF北谷史孝(大阪・興國3年)
「春のミズノカップではチームメートのFW金容輔とともに別格の存在感だった、大阪の新鋭が誇る攻略困難な砦。ボールを奪うセンスが抜群でスピードもある。FWのプレッシャー関係なしにドリブルで前進する攻撃力も兼備。横浜FM内定」

DF高橋壮也(島根・立正大淞南3年)
「チーム、日本高校選抜、そしてU-18代表で見せた圧巻のスプリント。自陣から40~50m走り抜けてクロスを上げ、自陣に戻りまた上がる。体調不良だったインハイの雪辱にも燃える高速SB。広島内定」

DF松浦一樹(徳島・鳴門3年)
「ミズノカップで印象に残ったCB。横に振られても身体能力の高さで立て直し、決定的なシュートをブロック。ドリブルで強気に前へ出ていく姿勢も○」

MF須藤駿介(静岡・静岡学園3年)
「攻撃から守備への切り替えや得点力の課題はある。ただ今年のサッカー王国を代表するタレント。視野の広いパスだけでなくドリブルで勝負できる稀有なボランチ」

MF杉本太郎(岐阜・帝京大可児3年)
「昨年のAFC U-16選手権MVP。春から夏にかけて調子を上げて全国総体8強。運動量多くボールに絡み、ターンからの出足の速い一歩でDFを置き去りにして決定的なパスを通す。鹿島内定」

MF山口和樹(山梨・日本航空3年)
「昨年の登録は153cm、45kg。特別なスピードがなくてもトップクラスでやれるところを証明している頭脳派MF。二手、三手先が見えているかのような動き出しの速さで相手の背後を取り、決定的な仕事をする異才」

MF山口一真(山梨・山梨学院3年)
「多少タッチが乱れても強引に持ち込んで突破、シュート。存在が消えかけていても突如相手に牙を剥き、ゴール、アシストで試合を決める。技術の高さと闘争心で相手を圧倒する山学の10番」

MF石田雅俊(千葉・市立船橋3年)
「夏の王者・市船の『スーパーエース』。ドリブル、パス、シュート…すべての感覚が異質。相手が構える前に意外性のあるシュートを放ち、DFを落胆させる。京都内定」

FW小屋松知哉(京都・京都橘3年)
「ご存知昨年度高校選手権得点王。古都のスピードスターは、速さに頼ることなく、80分、90分間の駆け引きで相手を攻略してゴールを陥れる。パス、ドリブルの成長も」

FW森永卓(千葉・流通経済大柏3年)
「152cmの小さな身体で全国一の選手層誇る流経でレギュラー。全国総体決勝では2発。ケガを怖れることなく前線から相手を追い回す名門の小さな魂」


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