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[MOM862]東京実MF滝田輝(3年)_4強導いた鮮やかな一撃

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.20 全国高校選手権東京都Bブロック準々決勝 国分寺1-2東京実 駒沢第2]

 東京実を準決勝へ導いた決勝ゴールは、背番号11の鮮やかなコントロールショットだった。後半2分、左ショートコーナーからボールを受けた東京実MF滝田輝(3年)がPA角の外側から右足を振りぬく。クロスを警戒した国分寺GK、DFの頭上を越えたボールは逆サイドのゴールネットへ静かに吸い込まれた。

 ボールを受けた際、ルックアップし、狙い澄ましたように決勝弾をゴールへ沈めた滝田は両手を広げたままスタンドの控え選手たちの元へ一直線。控え選手たちが差し出す手にひとつひとつ応えていた。

 攻撃面ではエースFW佐藤太造(3年)や10番のFW萩原脩作(3年)の動きが目立つ中、同じ3年生MFがチームを4強へ導く決勝弾。片山智裕総監督が「アイツ、きょうは調子良かったですね。Tリーグの時も全然調子悪くて。でも、彼も3年生でマジメにやってきた選手。引っ張ってやってきてくれた」と称した3年生MFが4強入りを懸けた大一番で大仕事をしてのけた。

(取材・文 吉田太郎)
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