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[練習試合]神戸が横浜FMに2-0で勝利も、主力出場の1、2本目はスコアレス

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 宮崎でトレーニングキャンプ中の横浜F・マリノスヴィッセル神戸は8日、練習試合を行った。試合は45分×3本で行われ、1、2本目はスコアレスドロー、3本目は神戸の練習生2人が得点を決め、2-0で神戸が勝利している。

 横浜FMは1本目を4-2-3-1の布陣で戦った。先発はGK六丹勇治、DFは右から小林祐三、栗原勇蔵、中澤佑二、ドゥトラ。ボランチに小椋祥平と中町公祐が入り、2列目は右から斎藤学、中村俊輔、兵藤慎剛、1トップにはマルキーニョスが入っている。対する神戸は4-4-2の布陣。GKは植草裕樹、DFは右から奥井諒、岩波拓也、河本裕之、相馬崇人。ボランチに大屋翼と橋本英郎、右SHに杉浦恭平、左SHに松村亮が起用され、2トップは小川慶治朗と有田光希が起用された。

 横浜FMはFWマルキーニョス、MF中村俊輔の高い個人能力を軸に攻める。13分には中村が左足アウトサイドで絶妙なパスをMF斎藤学に送る。斎藤はゴール前に折り返したが、クロスはマルキーニョスの前でDFにカットされた。神戸もFW有田光希、FW小川慶治朗、MF松村亮が長い距離をドリブルで持ち上がりチャンスをつくる。しかし、フィニッシュに精度を欠き、チャンスを生かすことはできなかった。

 2本目、神戸はスタートから松村に代えてポポを起用。26分にはポポを除く10選手を入れ替え、出場メンバーはGK紀氏隆秀、DFが前田凌佑、北本久仁衛、練習生、練習生、ボランチに田中英雄と練習生、2列目の右が吉田孝行、左に森岡亮太。2トップがポポと都倉賢になった。横浜FMもキックオフ時からGKを飯倉大樹に代え、小椋を富澤清太郎に 、マルキーニョスを藤田祥史に入れ替えた。さらに16分に中澤に代えてファビオを起用。その後、30分には6選手を入れ替え、GK飯倉、DF奈良輪雄太、熊谷アンドリュー、ファビオ、ジョン・ドンホ。ボランチに喜田拓也、富澤、2列目が天野貴史、端戸仁、斎藤学、1トップに藤田が入った。横浜FMは藤田が積極的に最終ラインの裏をとろうとするが、オフサイドに引っかかる。37分にも斎藤が左から折り返したボールに詰めたが、決めきれなかった。

 3本目を前に、横浜FMは藤田と斎藤に代えて比嘉祐介と佐藤優平を起用。比嘉は左SBに入り、ジョン・ドンホを2列目に上がった。佐藤はトップ下に入り、端戸が1トップに移っている。神戸は練習生に代えて、FWマジーニョを起用した。そのマジーニョは鋭いドリブルを見せたが、まだ来日まもなく日本の気候などに適応するために、15分のみの起用となり、練習生と交代した。また、吉田は25分、ポポは32分にそれぞれ練習生と交代している。試合が動いたのは、すべての交代が終わってからだった。37分に速攻から左SBに入っていた神戸の練習生がゴールを決めると、その5分後にもゴール前で都倉が折り返したボールを別の練習生が決めて、神戸が2-0で勝利している。

 試合後、神戸の安達亮監督は「今日まではメンバーをある程度シャッフルしてきましたが、今後はメンバーを少し固定していこうかなと思います」と、チームの戦力や各選手の状態を見極めることができたと振り返っている。また、横浜FMの樋口靖洋監督も「結果は残念ですが、1本目、2本目は点数を取れなかったこと以外は現時点で非常に良いゲームができたと思います」と、準備が順調に進んでいることを強調した。


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