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[練習試合]福岡がG大阪を4-2で下して、宮崎キャンプを締める

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 宮崎キャンプ中のアビスパ福岡ガンバ大阪は9日、練習試合(45分×3本)を行った。この日が宮崎キャンプの最終日となる福岡が4-2で勝利し、横浜FM戦(1-1)、神戸戦(3-2)と、昨年のJ1クラブ相手に無敗を維持し、自信を深めた。

 G大阪が前日に宮崎入りしたばかりの状態であることは、考慮しなければならないだろう。それでも、1本目は立ち上がりから福岡が圧倒した。出足の良いプレスを見せ、日本代表MF遠藤保仁、DF今野泰幸をベンチに置いたG大阪を、ほとんどの時間、押し込み続けた。キックオフから3分、CKから練習生がゴールを決めて先制する。8分にはG大阪にワンチャンスを生かされて、オウンゴールで追いつかれた。それでも、同26分にはFW坂田大輔の矢のようなクロスをMF金森健志がヘッドで合わせ、2-1とリードした。終盤はG大阪にボールを保持されたが、福岡の最終ラインは高く、全体がコンパクトにまとまっており、攻め手を与えずにボールを持たせた印象のものだった。残り3分をきり、バタバタとする場面もあったが、GK水谷を中心に体を張った守備を見せて1点のリードを守り切った。

 2本目も福岡が良い入りを見せる。開始2分で練習生(右SB)のシュートがクロスバーを叩いた。5分にもMF三島勇太のパスを受けた練習生(FW)が反転してシュートを放つが、ゴール左に外れて行った。12分にはMF船山祐二のパスを受けた練習生(FW)がシュート。GK木村敦志が弾いたところを三島が押し込み、1点をリードした。24分には福岡がFPを全員交代させた。その後はG大阪もMF倉田秋がゴール前でフリーとなりヘディングを放つ場面があったが、ボールはGKの正面に飛び、得点にはならなかった。このまま終わるかと思われた44分、福岡はPA内でハンドを取られ、PKを与えてしまう。これをFWパウリーニョが決めて、1-1で2本目は終了した。

 3本目からはG大阪も3人の練習生を最終ラインで出場させる。福岡も城後寿をFWで起用するなど、さまざまなオプションを試しながらの試合となった。福岡は40分に城後がPA内で倒されてPKを獲得。これをFW西田剛が決めて、3本目は1-0で福岡がモノにした。3本合計でも4-2と勝利し、マリヤン・プシュニク監督は「選手たちにおめでとうと言いたい。3本、すべてが良かった。多くのチャンスをつくり、相手の攻撃も上手く抑えて最後に勝った」と振り返り、満足の表情を浮かべた。

以下、出場メンバー
[1本目]
福岡
GK:水谷雄一
DF:練習生、古賀正紘、堤俊輔、キム・ミンジェ
MF:パク・ゴン、ジャン・ジョンウォン、金森健志(32分→三島勇太)、船山祐二、木原正和(14分→オズマール)
FW:坂田大輔(41分→練習生)

G大阪
GK:木村敦志
DF:星原健太、丹羽大輝、西野貴治、藤春廣輝
MF:明神智和、家長昭博、阿部浩之、倉田秋、大森晃太郎
FW:レアンドロ

[2本目]
福岡
GK:笠川永太
DF:練習生、古賀正紘、堤俊輔、キム・ミンジェ
MF:パク・ゴン、ジャン・ジョンウォン、三島勇太(13分→金森健志)、船山祐二、木原正和
FW:練習生

(24分以降)
GK:笠川永太
DF:宮本卓也、畑本時央、山口和樹、尾亦弘友希
MF:中原秀人、岡田隆、城後寿、金久保順、石津大介
FW:西田剛

G大阪
GK:木村敦志
DF:星原健太、丹羽大輝、西野貴治、藤春廣輝
MF:明神智和(19分→阿部浩之)、内田達也、家長昭博、倉田秋、パウリーニョ
FW:レアンドロ(19分→岡崎建哉)

[3本目]
福岡
GK:神山竜一
DF:宮本卓也、畑本時央、山口和樹、尾亦弘友希
MF:中原秀人、岡田隆、城後寿、金久保順、牛之濵拓(35分→石津大輔)
FW:西田剛(14分→石津大輔、25分→西田剛、44分→牛之濵拓)

G大阪
GK:田尻健
DF:練習生、練習生、稲盛克尚、練習生
MF:内田達也、岡崎建哉、大森晃太郎、川西翔太、沼田圭悟
FW:パウリーニョ

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