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[PSM]田中達ら先発の新潟、清水に4発快勝

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[2.24 プレシーズンマッチ 清水1-4新潟 アウスタ]

 清水エスパルスアルビレックス新潟が24日、アウトソーシングスタジアム日本平でプレシーズンマッチを行い、新潟が4-1で快勝した。3月2日のJ1開幕戦で清水は大宮、新潟はC大阪と対戦する。

 清水は新戦力のFWバレー、MFイ・ミンスが先発。システムは4-3-3で、GK林彰洋、4バックは右からDF吉田豊、DF平岡康裕、DFカルフィン・ヨン・ア・ピン、DFイ・キジェと並んだ。中盤3枚は右からMF村松大輔、MF杉山浩太、イ・ミンス。前線は右にFW伊藤翔、左にFW高木俊幸が入り、最前線にバレーが位置した。

 今オフにDF鈴木大輔、DF石川直樹というレギュラーCBコンビが移籍した新潟はDF大井健太郎とDF金根煥が最終ラインでコンビを組んだ。新戦力のFW田中達也、MF成岡翔、MFレオ・シルバも先発。システムは4-4-2で、GK黒河貴矢、4バックは右からMF藤田征也、金根煥、大井、DF金珍洙と並んだ。中盤はレオ・シルバとMF三門雄大のダブルボランチで、右に成岡、左にMF田中亜土夢。前線は田中達とFWブルーノ・ロベスが2トップを組んだ。

 ピッチ上空に強風が舞う中で行われた試合は前半4分にいきなり動く。新潟は田中亜の左CKを大井と競り合った平岡が痛恨のオウンゴール。幸先よく先制した新潟は同12分にも金珍洙の縦パスに抜け出したレオ・シルバのマイナスの折り返しに田中達が合わせたが、シュートはヨン・ア・ピンがブロックした。

 清水は前半32分、右サイドからドリブルで中に切れ込んだ伊藤が左足でミドルシュート。同36分にもこぼれ球を拾った伊藤が振り向きざまに狙ったが、いずれも枠を捉えられない。逆に新潟は前半終了間際の45分、再び田中亜の左CKから大井がヘディングシュートを叩き込み、2-0とリードを広げた。

 清水はハーフタイムに3選手を交代。吉田に代わってMF藤田息吹、村松に代わってMF河井陽介、伊藤に代わってFW瀬沼優司がピッチに入った。新潟も後半16分、田中達と成岡に代えてFW岡本英也、MF菊地直哉を投入。菊地は右SBに入り、藤田が右サイドハーフにポジションを上げた。

 清水は後半20分、イ・ミンスに代わってMF八反田康平もピッチに入ったが、なかなかリズムをつかめない。新潟は同27分、三門からの縦パスを受けたブルーノ・ロペスが鋭い切り返しで平岡をかわし、左足で追加点を奪った。

 後半30分に高木に代えてFW白崎凌兵を投入した清水は同32分にも左膝を負傷したイ・キジェに代えてDF犬飼智也をピッチに送った。同37分には杉山がミドルシュートを狙ったが、攻撃は単調。逆に新潟は同38分、田中亜の折り返しに岡本が右足で合わせ、4-0と突き放した。

 清水は後半42分、八反田の左クロスに逆サイドから走り込んだ犬飼が体を投げ出すダイビングヘッドで1点を返したが、反撃もここまで。J1開幕戦を1週間後に控えたプレシーズンマッチで4失点を喫し、不安を残す結果となった。

 2得点を演出した新潟の田中亜は「アシストもだけど、ゴールも狙っていきたい」と貪欲に話す。「守備では取れるところで取って、そこからの攻撃ができている。それを続けていきたいし、この調子をリーグ戦で出せるように、1週間練習して開幕戦に備えたい」と意気込んでいた。


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