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「気持ちよく日本に帰れる」ATに決勝点の柿谷、通算3得点で得点王に輝く

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[7.28 東アジア杯 日本2-1韓国 蚕室]

 日本代表は28日、東アジア杯の第3戦で韓国代表と対戦し、2-1で勝利した。通算成績を2勝1分とした日本は、東アジア杯初優勝を決めた。

 劇的ゴールだった。1-1、さらに押され気味の展開の中で迎えた後半アディショナルタイム、左サイドをMF原口元気がスピードで相手を振り切り持ち上がる。シュートはGKに防がれたが、跳ね返りをFW柿谷曜一朗が落ち着いて蹴り込んだ。決勝点の場面を振り返った柿谷は「冷静に打ったように見えましたが、心臓バクバクでした」とおどけた。

 先制点も柿谷だった。前半25分、浮き球パスにオフサイドラインぎりぎりで抜け出した柿谷はGKとの1対1を冷静に制して得点を奪った。「敏くん(MF青山敏弘)がいつもああいうボールは狙っている。信じて走るだけだった。キーパーと1対1を冷静に決めることが出来てよかったです」。1週間で作りあげたとは思えない信頼関係から生まれた得点だった。

「優勝することだけを考えてやっていたので、気持ちよく日本に帰れるなと思います。(これから)海外組を含めたフル代表に(入るに)は僕自身は遠いと思っています。この経験をJリーグに持って帰って、もっといいアピールをしてからだと思う。しっかりやりたいなと思います」

 コンフェデレーションズ杯で世界との差をまざまざと見せつけられたザックジャパン。欧州組が中心となっている現在の主力に割り込むべく、日本期待のテクニシャンはJで実力に磨きをかける。

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