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自身も驚く大会MVP、山口「(柿谷と)2人でMVP」

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[7.28 東アジア杯 日本2-1韓国 蚕室]

 本人も驚くMVPだった。大会最優秀選手(MVP)に選ばれた日本代表MF山口螢(C大阪)は試合後にMVPであることを告げられ、思わず「俺でいいのかなって」と目を丸くした。「絶対、(柿谷)曜一朗だと思っていた。2人でMVPだと思います」と照れくさそうに笑った。

 初戦の中国戦(3-3)と韓国戦に先発し、フル出場。第2戦のオーストラリア戦(3-2)も後半17分から途中出場した。3試合すべてに出場したのは山口、DF栗原勇蔵、FW工藤壮人の3人のみ。208分間の出場時間はチーム最長だった。

「どれも簡単な試合ではなかったし、大会を通じてタフな展開だった。韓国に勝って優勝したい気持ちが強かった。自分のアピールより、優勝したい気持ちが強かったし、優勝できてよかった。その中で、恥ずかしいけど、MVPももらって……」

 8日間で3試合をこなす過密日程。気温30度を超える蒸し暑さの中、ボランチのポジションで運動量豊富に走り回り、球際でも激しく戦った。MF遠藤保仁、MF長谷部誠を脅かす存在として確かな存在感を見せた山口。「来年のブラジルW杯への意識も変わったか?」と聞かれると、「少なからずそれはある。ここで満足せず、セレッソに帰って自分のレベルアップに集中したい」と力強く話していた。

(取材・文 西山紘平)

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