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[MOM791]浦和南FW武藤竜太(3年)_打ち合いに決着つけるV弾

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.15 全国高校総体埼玉県予選3回戦 市立浦和3-4浦和南 埼工大G]

 大激戦に決着をつけた。2点差を追いついて延長戦へ持ち込んだ浦和南は延長後半8分に決勝点を奪う。右中間のFW上田哲也が頭でディフェンスラインの背後へボールを落とすと、鋭く反応したFW武藤竜太(3年)がGKとの1対1から決勝点となる右足シュートをゴールヘ流し込んだ。

「ずっとこぼれ球を狙う練習をしていた。狙っていました」という武藤はボールがゴールヘ吸い込まれるのを確認すると、右手で力強いガッツポーズ。そして「最高でした」とピッチサイドに飛び出してきた控え選手の輪の中へ満面の笑みで飛び込んだ。

 苦しい試合だった。後半8分の時点では1-3。下を向きかける選手もいた。ただ武藤は「相手の足下が上手くて辛かった。アプローチとステイの連続。でも体力的には自分たちが上回っていると思っていた。落ち着いていたし、取り返せると思っていた」という。そして後半28分に追いつき延長戦の末に劇的な勝利を飾った。

「次勝たないと意味が無い。ここからが勝負だと思っています」と武藤。劇的勝利のヒーローはゴールシーンと同じく冷静に16日の準々決勝へ視線を向けていた。

[写真]延長後半8分、浦和南FW武藤が決勝ゴール

(取材・文 吉田太郎)
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