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[Y☆voice254]流通経済大柏FW森永卓「プレミア、インハイ、選手権得点王を狙っていきたい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第253回目は流通経済大柏高(千葉)のFW森永卓選手(3年)です。

 登録身長152cmながらも技術とポジショニング、そして得点力で違いを生み出す注目FW。ハードワークを厭わない献身的な姿勢にも注目のFWの目標とは?(取材日:4月28日)

―青森山田戦(4月28日、6-0)は気合が入りすぎている感があった
「決めてやろうと思っていたんですけど…。自分、マジで点取りたくて、そればかり意識してしまっていました。点取りたい、取りたいと思い過ぎちゃったら崩れちゃう。逆に何も考えなかったら点取れる感じですね」

―チームは後半立ち上がりから圧倒した
「『後半から仕掛けよう』じゃないですけど、チームの中でそういう部分があるので、前半は回させといていいや、後半に仕掛けようと」

―ハーフタイムを境にスイッチが入る
「悪かったゲームで言えば、コンサドーレ戦の前半1点取ってからの後半が受け身のサッカーで。あれが自分たちの中で本当にダメだとなっていて、エスパ戦もアカデミー戦も後半は受け身にならないでどんどん行こうと言っていた」

―強さを発揮できている
「でも、まだまだだと思います」

―個人的にもプレミアリーグEASTでは得点ランクトップに立っているが
「もっと取りたいですね」

―活躍、また点が取れている要因は
「つくりの部分ではミスしないようにやっている。でもここ何試合かはつくりの部分で結構ミスしちゃう。2年の時はつくりの時にミスしないことが評価されていた。それをプラスにしながら点を取れたらいいと思います」

―今年1年の目標は
「プレミアもそうですし、インハイ、選手権得点王を狙っていきたいですね」

―大前2世へ
「呼ばれてみたいですね」

―現在特に足りないところは
「毎試合1点取らないと得点王にはなれないと思う。毎試合1点を目標にしていく」

―高校からプロへ
「プロには行きたいですけど、その道は厳しいと思うので大学経由でもプロを目指していきたいです」

―今年の流経は技術の高い選手たちがディフェンスを本当に一生懸命やる
「前線はやらないと怒られる(苦笑)。前線が行かないと、後ろで時田(和輝)とかギャンギャン言ってくるので、前線はプレスをかけて、後ろを楽にさせること」

―小倉南FC出身の選手が各地にいる
「きょうも途中から出ていたんですけど、青森山田の17番、野口も小倉南。自分の時はそんなに(全国へというのは)なかったんですけど」

―流経大柏へ進学した理由は
「自分はひとつは(大前)元紀さん。自分は選手権の時に元紀さんを見ていて、(本田)監督のコメントでも『サッカーに小さいことは関係ない』と。それを自分聞いていて、流経行っても出れないよと言われていたんですけど、監督はサッカーに小さいは関係ないといっていたので、そういう人の下でやりたいと思いました」

―クラブユースは考えなかった
「自分はJはあまり好きではない。逆に倒したい方。Jには本当に負けたくないですね。高体連は朝練やるじゃないですか? それで『朝練の力見せてやろうぜ』とモチベーションになっている。逆に高体連(と戦うの)は嫌です」

―今年のチームは意識が高い
「(全大会で)優勝ですね。その中で自分も得点できれば。勝っても自分たちはミーティングでこれは通過点と言っている。少しでも気が抜けているとキャプテンが練習させないという雰囲気がある」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「Youth star voice」

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