beacon

[C☆voice77]専修大MF長澤和輝「多くのマークをされれば、自分の成長につながる」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第77回は専修大の全日本大学選抜MF長澤和輝選手(4年=八千代高)です。

 横浜F・マリノス特別指定選手。Jクラブが争奪戦を展開している最注目アタッカーは、今年どのような目標を掲げているのか?(取材日:3月13日) 

―Jクラブへの練習参加では各クラブで高く評価されていた
「いろいろ練習参加だったり、声をかけてもらうことが多くなったんですけど、そういうのを気にして丁寧にプレーをして、自分が変になってしまうのは嫌なので、いつも通りのプレーができるようにしたいです」

―今回は全日本大学選抜として海外遠征
「デンソーカップでこのチーム(全日本大学選抜)は3位で勝てなかった。その前にプロのセレッソとやって0-6で負けたりと、チームとしての完成はできていないなと感じている。(ユニバーシアード前には)ロシアでの事前のキャンプがありますが、強化としての一番大きな海外遠征は今回が最後。身体がでかくて足が長い、本番のユニバで戦うような相手を想定してできるのは、日本ではなくて海外遠征とかの機会でしか感じることができないし、今回はユニバに向けての仕上げの部分になる。守備の面であったり、もちろん攻撃面のパスワークの部分もそうですけど、まだまだすり合わせていかなければいけない部分が多いと感じています」

―デンソーカップではどの点が特に課題になった?
「まず守備の面の共通意識。後ろの選手と前の選手の意識。先に失点してしまったことと前の選手が決めきれなかったことがあった。デンソーカップの時とかの内容はまだまだ満足いかない。勝ったとしても課題の残る試合だったんですけど、(欧州遠征では)しっかり監督の目指すサッカーを自分たちが体現して、試合後に手応えの残るようなゲームができて、なおかつしっかり点を決めて勝てればいいかなと思います」

―今回の全日本選抜の特長は
「前線には凄くタレントもいますし、点の取れるタレントもいる。チーム全体として、個のレベルは本当に高いと思います。また、個のレベルも大切ですけど、チームとしてのレベルで一人ひとりの力を足して1+1が2ではなくてもっとプラスになるようなチームになればと思います」

―ユニバーシアードは連覇をかけた戦いになる
「2年前、先輩たちがしっかりタイトルを取っている。それを目標にして、自分たちはずっと選抜だったり、いろいろな活動で強化してもらっている。自分たちを育ててもらった恩返しができればと思います」

―専修大ではリーグ3連覇のかかるシーズン
「(チームと選抜では)攻撃のやり方、守備も違うと思うけれど、頭をしっかり切り替えて、二足のわらじをしっかりと使いこなしてというか、切り替えがしっかりできて、どちらでもいいパフォーマンスができればと思います」

―今年はよりマークが厳しくなる
「去年、得点とアシストで10以上つけて、その前も得点では14得点取れた。そういう結果を見てみると、マークはもっと厳しくなるなと予想はしているんですけど、自分の中ではそれはありがたいことだと思っている。それだけ多くのマークをされれば、自分の成長につながると思いますし、その3連覇のプレッシャーだったり、相手のマーク、環境をしっかりと楽しんでゴールに直結するプレーをもっともっとしていければと思います。前回アシストは17だったんですけど、自分がパスを出しただけのシーンで、仲間の力で決めてもらったゴールもある。そういう意味で今回はキャプテンですけど、自分のいつもどおりのプレーも発揮できるように、気負わないでやっていきたいと思います」

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
連載:「College star voice」

TOP