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[C☆voice78]筑波大FW赤崎秀平「ちゃんと戦える術とタフさを」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第78回は筑波大の全日本大学選抜FW赤崎秀平選手(4年=佐賀東高)です。

 関東1部リーグでは2度得点王を獲得。今年の大学サッカー界を代表するストライカーだ。浦和や鹿島、清水などが争奪戦を繰り広げる点取り屋の大学ラストイヤーにかける思いとは?(取材日:3月13日)

―今回の全日本大学選抜ドイツ遠征の目標を
「最近までアントラーズに行っていたし、刺激的な日々を送らせてもらったと思っているので、そういうところで出た課題をこのドイツ遠征でこなしていければと思います」

―課題とは
「動き出しの部分では通用していた部分もあると思うんですけど、最後のフィニッシュの部分であったり、自分より、身体能力がある相手に対してどう崩していくのかというところでちょっと戸惑った部分もあった」

―手応えを得た部分もあるのでは?
「アントラーズは紅白戦にも出場させてもらってスタメンの青木さん、岩政さん相手に結構崩していた部分もあったし、自分のアイディアが通用した部分もあったので自信にはなりました」

―今回の遠征では日韓戦が大きな目標となる
「ホームでやるのと、アウェーでやるのは全然雰囲気が違うと思うし、前回のアウェーでの日韓戦は相手との力関係では上回っていたと思うんですけど、結果としては引き分けだったんで、しっかりと勝ち切る力がないとユニバでは優勝できないと思いますし、そういうところをドイツでの練習試合ではしっかりと突き詰めてきたいと思います」

―今年のチームはタレントが揃っているように映るが
「技術的な部分では前回よりも高いと思う。でもデンソーで負けてしまったようにタフな試合になった時に、どこまでできるのかな、どこまで戦える人がいるのかなというところが不安材料ですけれど。ユニバでも前回チャンピオンで相手チームのターゲットになる」

―今年は特に注目を集める1年
「今年は自分のなかでいろいろなことが大きく変わる年だと思うし、自分としてはこの4年間で学んだことを示す1年にしなければいけないと思う。ボクの中で大学に恩返しとか、そういうのじゃなくて、大学サッカーではなくて、もっと高いレベルを見つつ、無駄な1年にしたくないなという思いがずっと強い。チームのためにというのも凄く分かるんですけど、1年以内に出て行かなければならない。そうやって、また個人として戦わなければならないときに、ちゃんと戦える術とタフさを身につけなければならない1年だと思います」

―1年目からレベルの高さを見せつけなければならない
「大卒がいいと言われている中で、去年コンスタントに出ていたのは河井クンひとりだけだったと思うし、その河井クンであっても評価はよいものもあったり、悪いものもあった。1年目でみんなの心を掴まなければいけないと思っています」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「College star voice」

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